神経から見る。鼻緒のある履物で足指が活性化する理由
こばです!
健康のために下駄を履いています! でも、本当に足の健康に良いのですか?
というご質問。
個人的には非常に良いと思います!
わたしも鼻緒のある履物の動きやすさにとりつかれた一人だからです。
でも、その動きやすさには理由があります。
鼻緒というのは、足の指を曲げ伸ばしする神経に刺激を与えやすい位置です。
これによって運動靴では難しい動きも「足の指」がとっさに動いて対応してくれるから
楽に速く走れる! 歩ける!
という風に思います。
今回は、神経の走路から「鼻緒のある履物」はどのような影響を与えるのか?
をざっくりと解説します!
足の神経を非常にざっくり解説
まずはどこにどのような神経があるのかを見ていきましょう!
とは言っても細かな解説はしません。
そこを掘り下げても今回はあまり意味がないからです。
画像で見て確認してくださいね!
足の神経はこんな感じの走路
名前を見るとこんな感じ!
読み方はそれぞれ
総腓骨神経(そう ひこつ しんけい)
浅腓骨神経(せん ひこつ しんけい)
深腓骨神経(しん ひこつ しんけい)
ちなみに、腓骨はスネの大きな骨の外側に寄り添っている、細い骨のこと
実は、足の裏側にも神経が同じように走っている。
足の指の骨を神経でサンドイッチしているのに近い!
上から見るとこんな感じ!
見て分かるように、それぞれの足の指の股の間に
足の甲側の神経
足の底側の神経
それぞれあり、隣り合う指を枝分かれしている傾向にあります。
つまり、指の間の谷間に刺激を与えると
両方の神経を活性化しやすい!
鼻緒のある履物に絞るとこんな感じ!
そう、鼻緒のある履物によって
「深腓骨神経」と「足底神経」が 刺激され活性化しやすい!
深腓骨神経とは
これらに該当するのですが
鼻緒のある部位に該当する機能を
ざっくり言うと「親趾を伸ばす神経」
前脛骨筋
長母趾伸筋
長趾伸筋
第3腓骨筋
短趾伸筋
短母趾伸筋
足底神経とは
鼻緒のある部位に該当する機能を
ざっくり言うと「親趾を曲げる神経」
歩いたり、走ったりする時に親趾の動きは重要です。
それは最終的に親趾で蹴り出すことが多いから!
また、歩行においてそれが良しとされているから!
いわゆるあおり歩行ですね。
この、効率的な歩行を神経から促しやすいので
鼻緒のある履物は動きやすいのです
NHKでも放送されていて書籍化もしている「古武術に学ぶ体の使い方」では、 足の指の谷間にかかるようにヒモを巻くことで動きやすくなる!
というものも解説されています。
録画していない方は書籍から確認ができますし
2-3月号のような限定に近いものは売り切れたり時期が過ぎたら 買えなくなるかも知れません。
興味のある人は買っておきましょう!
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