やめて!これをすると土踏まずが弱くなる
こばです!
今回は短めな土踏まずの話です。
短いとはいえ、インソールの話にも繋がってくる大事なことで
建築物を交えながらざっくりとお伝えします。
でも、全然難しい話ではないのでご安心を!
土踏まずを知るのは大切です。 ・どのように歩いたら、どのように動いたら機能しやすいのか。
・どのような時に機能しにくいのか
この2点を知っておくだけで、今後の生活がちょっと楽になるかもしれません。
かつてレオナルド・ダ・ビンチは 人体の骨の25%で構成される精妙な体重支持装置を備えた足を
【工学の傑作にして芸術作品】
と評しました。 その傑作をちょっと見てみましょう!
では、スタート
足のアーチの中で最も大きな【土踏まず】
足には3つのアーチがあります。
その中でも最大のアーチが内側縦アーチでいわゆる【土踏まず】です。
土踏まずの特徴は衝撃を分散する
というものが一般的ですが、実はそれ以上に アーチと呼ばれる由縁となった構造が非常に面白いです。
※アーチとは中央部が上方向に凸な曲線形状をした梁、 もしくは上方向に凸な曲線形状そのものを言います。
代表的な建築物は以下の橋
熊本の通潤橋
山都町のホームページより引用
https://www.town.kumamoto-yamato.lg.jp/kiji0036125/index.html
山口の錦帯橋
じゃらん様より引用
https://www.jalan.net/kankou/spt_35208ae2180022080/
これらのように真ん中が、最も盛り上がっている形をしています。
その盛り上がった形の中心にある石を
要石(かなめいし)or キーストーン
と言います。
文字通り要となる石で、この石がないと安定しません。崩れます。
ちなみに、
土踏まずのキーストーンは舟状骨です。
ここに上から力をかけてあげると、アーチは密着し強固になります。
つまり、歩いている時におおよそこの辺りに力がかかると
足は安定した形を保ったまま撓むことができるのです!
すばらしい!
ただ、アーチにも弱点がある
アーチに上からの力をかけると強さを増すのですが
アーチに下からの力をかけると弱くなります。
有能な石工は、アーチの下に支えをつけるような真似はしません。
下から持ち上げると、構造全体を弱めることになってしまうのです。
つまり、インソールで不必要に土踏まずを持ち上げるのは
足のアーチ構造を弱めることに繋がります。
※症状や状態によっては、土踏まずの支えが必要な方もいらっしゃいます。
土踏まずの支えが高いから良い!という訳ではありません。 だって、ダビンチが工学の傑作と評した足が多くの方にはついているからです!
まとめ
・土踏まずに上からの力(舟状骨辺り)をかけるとアーチが強まる
・土踏まずに下からの力をかけるとアーチが弱まる
☆舟状骨はおおよそ、内くるぶしの数cm前
インソールのご利用はカラダに詳しい人に任せるのがおすすめ!
こばでした!
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