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【歩行】つま先を前に向けるよりも、ひざを前に向ける意識の方が大事!
- こば
- 2022年1月12日
- 読了時間: 2分
こばです!
つま先を真っ直ぐ前に向けて歩こう!
歩き方を謳うサイトなどでよく見かけますね。
もっともらしく聞こえるのですが、わたしは危機感を覚えます。
というのも、個人差はあるのですが
ざっくり言うと、歩行時に
つま先はやや外を向きやすい傾向にある

教科書的につま先は7-13°外を向いて歩く
個人差はあるのですが、多くの人は
何気なく足もとを見たら
つま先がやや外を向いていると思います。
要するにこれです。
※ちなみに、redlerが 2010に出した文献によると 「歩行中の足部外旋角度は、脛骨(すねの骨)のねじれに大きく依存する」
「足部の外旋に関しては、大腿骨の回旋位よりも、
下腿(すね)の回旋の方が明らかに強い作用を及ぼす」
と報告があります。

また、男女差も大きい。
一般的に男性の方がつま先が大きく外を向きやすい傾向にあります。
女性に内股が多いのが経験上分かるように
何となく分かりますでしょ?
それだけでなく、関節の動き方も大きく影響しています。
ひざの動き
ひざは、おおよそ真っ直ぐ曲がります。
ひざの曲げ伸ばし運動を思い出してください。 膝を真っ直ぐ曲げ伸ばしは出来るけれど、横には曲がりませんよね?
それ故に、ひざの曲がる方向=進行方向となりやすいので
真っ直ぐ進みたいのなら、ひざは正面を向いていると効率的です。

ここでジレンマが生まれます
真っ直ぐ歩きたい時
つま先はやや外を向きがちです。
でも、ひざは正面を向きがちです。
もし、つま先を前に向けて歩いたら、ひざはどこを向くと思いますか?
ひざは内を向きやすくなります。
ひざが内を向くといわゆる「内股歩き」になりやすい。
内股歩きだと、筋肉や靭帯の様々な要因も相まって
力が出しにくい
足部の効率が悪くなり
歩くのが遅くなりやすいです。つまり、
つま先を正面に向けると、正面に進みにくくなる
ひざを正面に向けると、弊害は出にくい
つま先を正面に向けるより、ひざを正面に向けるほうが損をしにくいので
そっちのほうがおすすめ!と言っています。
個人差はあるのであくまでも、教科書的に考えたら・・・
というものです!
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