「小股歩き」で足指を伸ばしながら歩くすゝめ
こばです!
足指を使って歩こう!
よく聞く言葉ですが案外難しい。
というのも、筋肉は意識をすると「収縮」しやすい。「足指を使って歩く」ことに意識を向けるだけで、ギュッと趾を屈めて歩いてしまいやすいのです。足指を屈めると趾を使いにくくなるので逆効果になるジレンマ。
実際にやってみると分かりやすい
「自分の足指に意識を向けてください」
ちょっと曲げたくなったり、曲がりませんでしたか?
そういうことです。ただ、これが足指を使って歩きづらくする要因です。
足指を曲げると趾の機能を使いにくい
足指を曲げると本来の機能を使いにくくなります。
「腕立て伏せ」をイメージすると分かりやすい!
※手と足の構造は非常に近い。
手根骨、足根骨という「根」があり、そこから「指」や「趾」が伸びるというもので、筋肉の走路も似たようなものです。手と足は非常に似た形をしています。※
腕立て伏せをするとき手の指を伸ばして行いませんか?
指を曲げると
ふらふらする
力が入りにくい
腕立て伏せがもっとツライ
など様々なデメリットがありますよね?
指は伸びているときに最も機能を発揮しやすいのです。
指を曲げると力を発揮しにくい理由
簡単な理由です。 筋肉が緊張しているからです。
【筋肉はゴムのようなもの】です
ゆるめた状態から縮めた時に最も大きな力がでます。
ゆるめて→縮める
でも、指を曲げているのは筋肉を縮めた状態。
そこから縮もうとしても、範囲が狭いので
力が出しにくいのです。
縮める→縮める
あと、単純に可動域を広く使うほど大きな力を出せます。
筋肉を緊張させていると、可動域が狭くなります。
リラックスすると可動域が大きくなるので
力を出しやすくなる。
=足指もリラックスさせると力を出しやすいので
バランスがとりやすく
蹴り出しも強くなりやすい
※近そうな例が落合さんの打撃理論ですね!
この動画の1:40~ぐらいから話されています。
ここで役立つ【小股歩き】
ようやくタイトル回収ですね!
脳が疲れてきたと思いますので
ざっくり解説します!
【大股で歩くと前足優位な歩き方】
太腿の筋肉を使う歩き方
歩いたあとに太腿の筋肉が疲れやすい
後ろ足が使いにくく、足の指が使いにくい
【小股で歩くと後ろ足優位な歩き方】
ふくらはぎを使う歩き方
歩いたあとにふくらはぎの筋肉が疲れやすい
後ろ足が使いやすく、足の指を使いやすい
小股で歩くと後ろ足に意識を持ちやすく、しっかり足指の関節を曲げ、地面を捉えて歩きやすくなります。これは、実際にやってみると分かります。ただ、やってみないと分からないでしょう。
体験が一番の学びです。
騙されたと思って数歩でいいのでやってみてください。
歩行時の足指の使いやすさの違いを感じられると思います!
余談ですが・・・
小股歩きは、素足での歩き方に近いです。
これも実際にやってみると分かるのですが、外を素足に近い環境で歩いてみてください。きっと、大股では歩けないと思います。足に部分的な力がかかりすぎるので痛いんですよね。大股歩きは「靴を履いているからできる歩き方」でもあります。
クッションやら靴底やらの部材があるからできる歩き方と、人類史500万年前よりずっと行ってきた「素足での歩き方」どちらに寄せたほうが楽に歩けると思いますか?わたしは「素足に近い歩き方」の方が良いのかなぁと思います。
ですので、靴を履いていても小股歩きで素足に近い歩き方をすゝめます。足指をしっかり使って歩けるのも大きいですね!結構良いですよ!小股歩き。
小股歩きがしやすい靴
靴底が薄いもの、地面を感じやすいものは、足指を使って歩く感覚も得やすいです。ですのでいわゆるローテクスニーカーなんてのは結構おすすめです!足の健康を考えるなら一足は持っておきたい。
パトリック マラソン
甲周りのフィット感、踵周りのフィット感が秀逸。
細身の人用にも見えるけれど案外様々なお足でも履ける。
靴底も薄すぎないのでとりあえずではじめやすい。
オニツカタイガー メキシコ
ド定番ですね。
昔履き倒した人も多いと思うのですがやっぱり良いです。
靴底の薄さも相まって履けば小股歩きになりやすいのが最高ですね!
意外と On cloud が良い
提案の真逆に位置する靴なのですが、靴底の穴ぼこがあるからこそ地面を感じ取りやすい特徴があります。でも、クッション性の良さから大股で歩きやすいので足指の使いやすさ、感じやすさに重きを置くなら悪くない。
小股歩きにはなりにくい印象
Comentarios