top of page

靴選びに正解はない。でも、こうなっていたら正解に近いと思うこと。

こばです!


靴選びに正解はない

この言葉を聞いたことはありますか?

これは、わたしが靴・インソールを販売する時にいつも考えている事です。


というのも、人の足のサイズは毎日変わります


朝晩で足のサイズが変わるという話はメディアでも紹介される事が多いので、聞いた事があるかと思います。また、実際に足のむくみで午後は靴が窮屈に感じた経験は、誰しも一度ぐらいはあるかと思います。


ちなみに、


朝晩で足のサイズは5mm-10mm変わる

これは、様々な靴メーカーも言っています。

例えばアシックスの公式サイトでは朝と夕方で0.5-1.0cm差があると言われており。



「人間の足は、朝と夕方ではおおよそ5-10mm大きさに差があると言われている」と述べられています。




朝と夕方で5-10mmもサイズが変わるって驚きですよね!

靴で言うのなら1サイズ-2サイズですよ!


変わりすぎだ・・・・



また、寝不足やお酒の飲みすぎ、体調不良などによっても足のサイズは変わるだけでなく、



足にかかる力によってもサイズは変わります。

実際に立った時、座った時でわたしの足はどの程度変わるのか計測してみました!


試してバッテン!!


立った時の右足の長さ=22.7cm

座った時の右足の長さ=22.2cm


立ち座りで5mmもサイズが異なりました!

靴でいうなら1サイズですよ!人によっては踵が抜けやすくなって履けなくなってしまいます。立ち座りでこんなにも変わるのなら、もっと刺激の大きな歩いている時、走っている時ではどの程度変わるのでしょうか?


きっと、もっと大きなサイズ差が見られると思います。

また、それだけで済みばよいのですが、


人の足は左右でサイズが異なります。

今まで何千人と足を計測してきたのですが、左右完全に同じサイズの足の方はほとんど記憶にありません。3-5mmほど左右差があるのが一般的といいますか、経験上中央値なのかなぁと思います。


でも、基本的に靴は工業製品ですので左右対称の形、長さをしています。

この時点できちんと左右の足に合わせる事の厳しさが分かりますね!



このように、人の足は常にサイズが変わっています。

たとえ機械を使って明確に計測したとしても、あくまでも


・その姿勢

・その時間帯

・その時の体調


の時に見られる形の1つでしかありません。

ですので、明確に足にフィットし続ける履物が欲しいのなら

変化する足と同じように変化する履物でないと合い続ける事は不可能。ですので、


靴選びに正解はないのです。

※人類が発展していきドラゴンボールでフリーザ軍の兵士が着用している戦闘服のような伸縮性と柔軟性や可変性の履物が現れたら正解!と呼べるのかもしれません。



と、ここで話を終わらせる訳がないのがこばでして

そんな難しい環境にあっても


わたしの中の靴選びの正解は存在します。

ようやくのタイトル回収ですね!


大きさの変わる足に対して

”明確”な正解ないのですが

”大まか”な正解あると思います。


つまり、足が変わっても、靴との相性で問題の起こらない

範囲(ストライクゾーン)に収めるというものです。

全てで80点を目指すような考えです!



上の画像はざっくりと思いつくままに書いたのでこれも明確ではないのですが

(くつ下の厚み、使用による靴・インソールの柔軟性の獲得、沈み込みなどもありますね!まだまだいっぱいある・・・)


様々な状態でも大きな問題として感じない

このストライクゾーンに収まる履き味が わたしの中の正解なのかなぁと思っています。


ですので、わたしの仕事は良い意味で適当なのかもしれません。

インソールや靴を調整していると


・ここをもっと足に近づける形にすると

・もっと足を支えるようにすると


この人にとって100点の履き味が得られるかも!というポイントがあります。でも、場合によっては痛くて履けない!という0点を取る可能性もある。という葛藤が生まれるのです。それならまずは、何かあっても痛みを感じない範囲に収めよう!

段階を踏んで少しずつビルドアップしていこう!


というのが、わたしのストライクゾーン理論です。

※勿論、元々の目的や効果を果たした上での話です。


靴選びに明確な正解はないと思います。

でも、不都合を感じずに狙った効果を出す曖昧な正解はあるのかなぁと思っております!


こばでした!

Comments


bottom of page