靴屋が思う「ここを見るお店」のインソールは買い
こばです!
インソールを作ってもらおうと思うのですが おすすめのお店はありますか?
という質問。
わたしに任せて!というのが本音ですが やっぱり対面で見て作ってもらうのが安心ですね!
でも、インソールを作ってます!というお店が非常に多いからこそ
「結局どこで作ってもらったら良いの?」という 今回のご相談のような問題が起きてしまいます。
さぁ、難しい!
どこから目線で同業を評価するのか?
この問題は非常に難しいですね!
基本的に考え方の違いが大きいので
「〇〇では推奨されているけれど、〇〇では❌」
みたいなことが多々あります。
SNSでも現実でもよく見る、マウント合戦ですね!
ですので、今回は「わたしの中の基準」を元に
こういうお店なら、わたしの足を任せられる!
を解説します!
ここを見るお店のインソールは買い
足を後ろから見る
足を外から見る
歩き方を見れる
足を後ろから見るインソール屋は良い
扁平足
凹足
これらは大きく、足の傾き方によって分類分けされます。
以前「日本整形外科学会の解説をもっとかみ砕いて紹介した」 足の解説を見ても分かりますね!
つまり、扁平足の診断項目である「足が扁平化し、かかとが外を向くようになると後ろから複数の足指が見えるようになります。」を確認することで、これは正しく扁平足だ!という確認ができます。これで対応の方向性が決まるのです。
「足を後ろから見る」ことでガイドラインに沿った対応ができるので
「足を後ろから見る」ことが出来ていないお店はちょっと・・・かもしれません。
簡単だし、シンプルです。 だからこそ誤魔化せないところでもあります。
本当に大事なことですよ!
ここで解説しました。
足を外から見るインソール屋は良い
足の3つのアーチの中で最も大事なのは「外アーチ」です。
断言できる程度に重要です!
この理由はいずれ細かく解説するのですが・・・
ざっくり言うと下記のような要因です!
足のアーチバランスが崩れやすい流れ
様々な要因で足の外アーチは崩れやすい
足の外アーチの崩壊で横アーチが崩壊
最終的に足の内アーチが崩壊
崩れやすい足の外アーチの低下に由来して、土踏まずが低下します。
そう、土踏まずの評価って上の順序の1,2を省いていることが多いんですよね!
様々な考え方があると分かってはいます。
それでもやっぱり、どう転んでも足の外アーチだけは本当に大事なんですよね・・・
足を裏から見るとほとんどの状態で 足の外側は地面に着いている
これの意味するところは、足型撮影などで足を裏から見ただけでは
足の外側のアーチが低下したか分からないという事。
だって、健常な足でも足の外は地面に着いているから!
下の画像で確認を。
では、どうやって「足の外アーチが上がっている or 下がっている」と評価するのか?
これはシンプルです!
足を外側から見る or 触る
第五中足骨基部~外くるぶしの辺りを見ることである程度の評価ができます。
わたしはこの辺りを
見て
触れて
動かして
足の評価をします。
足のアーチを見るのにも大事ですし、何より扁平足対策において非常に重要です!
ですので、足を外から見ているインソール屋さんは信頼しやすいかもしれません。
歩き方を見れるインソール屋は良い
インソールが活躍するのは「歩いている時」です。
今までの解説は、止まった足の状態を見ること!
止まっている時の足は〇〇
そして、歩いている時の足は〇〇
=歩いたら〇〇が〇〇になったので〇〇が必要!!
という流れが最も王道です!
この流れに沿うには、上記の2つが出来るの「大前提」です
正常な歩き方を知っているからこそ、異常な歩き方に気づけます。
止まっている足の評価は 基礎
動いている足の評価は 応用
その人の「基礎」を知らないのに
いきなり「応用」からはじめるのはちょっと変な話です。
※慣れてくると止まっている足を見ただけである程度分かります。
また、歩行も2歩ぐらい見たら分かることも多いし
最速だと入店前の足音で分かります。
でも、絶対に基礎をチェックします!
予想は予想なので合っているのか確認が必要です。
話がやや脱線しましたが、これらが出来ていたら
わたしは安心して自分の足を任せたいです。
まとめ
足を後ろから見る
足を外から見る
歩き方を見れる
これができているインソール屋さんは失敗しにくいと思います!
失敗しても基礎を知っていると、論理展開ができるので
正解を導ける良いお店だと思うからです。
ただ、あくまでも「わたしはこう思う」というものであり
様々な考え方があるので「こういう考え方がある」程度でご理解ください。
わたしだったら、これらが出来る人に任せたいです。
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