足の内傾きが、ひざを伸ばしにくくする話。
こばです!
最近はちょっと外を出歩くようになりました。
通勤や買物で歩くことが体型管理に 一役買っていたのだと痛感したことがきっかけです。
人通りも増え、履物も暖かいブーツ系に変わって
でも、変わらないのが人の歩き方で。
いつものように、前を歩く人の歩き方を観ながら 散策していたのですが、あることに気が付きました。
歩幅の小ささは、歩き方よりも 足の影響から仕方のない人が多いのかなぁ
ということです。
今回は、とくに【足の内傾き】に焦点をおいてざっくりと解説します。
足の内傾きが大きいとひざが伸びにくい
まず、大前提というかハイライトとして
ひざを完全に伸ばすとスネ~足先はやや外を向く
スネが外を向くと、強く蹴り出しやすい
足の内傾きは、スネを内に向かせる
スネと足に相反する向きに力がかかる矛盾が起こる
この辺りが大きく関係しており
主に立脚中期後半の話です。
※下の画像の立脚中期~立脚終期に移る直前
ひざを伸ばすということ
ひざ関節はちょっと面白い形をしています。
それ故に、ひざを完全に伸ばした時 スネ~つま先は自然とやや外を向きます。
これは、スネの骨と太腿の骨の関節面の形のせいでこの動きを
スクリュー・ホーム・ムーブメントと言います。
実際にひざを完全に伸ばしてみてください。
ちょっとつま先が外を向きませんか?
こういうことです。
ひざが完全に伸びきる直前、スネが外を向き出します
ひざが伸び切ってスネが外を向いたら
ひざにロックがかかった証です。
ガチッと構造上固定されるのです。 しっかりと立っている時、つま先はちょっと外向いていませんか?
このロックが効いているのです。
つまり、ざっくり言うと ひざを伸ばすほど、あるポイントからスネが外を向きます。
スネが外を向けるような環境でないと、ひざが伸び切りにくい
また、
スネが外を向く=硬い足になる
スネの向きで、筋肉や靭帯の固定力が変わります。
とくに、ひざが外を向くと、構造上ギュッと締まった
硬めの足にモードチェンジします。
※ここを掘り下げると長くなるので、また次回解説します。
今回の話は蹴り出しの直前である立脚中期の後半です!
足で蹴り出しを行うとき
硬い足
柔らかい足
どちらの方が強く蹴り出せると思いますか?
勿論、硬い足ですよね?
柔らかい足だと暖簾に腕押し状態です。
ですので、蹴り出しの前に
ひざが伸ばしやすい環境
強く蹴り出せる環境
である、スネが外を向ける、向くことは非常に大切です。
ようやく本題です。
足の内傾きが大きいとひざは内を向く
カラダは繋がっているので、ある部位が回旋すると
となり部位も同じように回旋します。
だって、カラダは繋がっているから。
これを運動連鎖と言います。
そして、足の内傾きが大きい人は【足が回内している】状態です。
足が回内すると、スネや太腿の骨が内側に向かされます。
そう、ここなんです!
強く効率的に蹴り出したいから
スネは外を向く動きをします。
でも、足の回内によって足元から スネを内に向く力がかかります。
この矛盾した力が、ひざを伸ばしにくくするのです。
今回町中で見て感じた、歩幅の小ささは
この足の内傾きに由来して、ひざが伸びにくいから・・・
という仮設が立ちました。
対策
靴・インソールで足の大きな内傾きを抑えましょう!
とくに、これに関しては靭帯の影響が非常に大きいです。
しかし、足の靭帯は
再生しにくかったり
鍛えにくかったり
元々弱めだったり
何十年も生活しているとダメージを受けやすい部位であったり
と自分で鍛えたりしてどうにかしよう!
というのが非常に難しいです。
また、年々増えてませんか?
体重が
というのを考えたら、メガネやコンタクトレンズのように
道具に頼って支えてもらうのが良いのかなと思います。
そういうのも含めて判断やアドバイスもそうですが
お持ちのインソールや靴の加工調整を出張で行っております。
お気軽にご相談ください。
こばでした!
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