東大式関節弛緩性テストで扁平足、外反母趾のなりやすさも見てみよう(簡易)
こばです!
扁平足、外反母趾は遺伝かも・・・
と思われている方も多いと思います。
でも、
どこが
どのように
どうなっている
遺伝だから、わたしは外反母趾や扁平足です。
とお答えできる方にお会いしたことはまだありません。
今回は、東京大学が以前報告した【関節弛緩性テスト】によって 足トラブルの遺伝の説明の根幹を大まかに知って頂けたらな。
という趣旨の内容です。
とは言っても全然難しい話ではありませんので
良ければ参考にしてみてください。
※簡易的な評価になります。
全身の傾向から推察するようなものですので、本当に気になる方は
カラダに詳しい人や病院施設などで調べてもらいましょう。
東大式関節弛緩性テスト
ざっくり解説すると
・検査項目は 7つ
・各項目 1点(左右 各0.5点)
・全て該当すると 7点
☆4点以上だと、全身の関節弛緩が見受けられる
という検査です。
良かったら、実際にやってみてください。
ちなみに、3.5点のわたしの足はこのような感じです。
全身の関節弛緩性を見ることでなぜ、足トラブルが分かるのか?
ということなのですが、これには扁平足や外反母趾の成り立ちが影響しています。
そもそも、扁平足、外反母趾はどういう状態?
土踏まずが下がっている =扁平足
親指が曲がっている =外反母趾
というのが一般的に浸透している情報だと思います。
でも、ここには重大な行間が隠されている事にお気づきですか?
どちらのトラブルもそもそも、足の回内が大きく出過ぎたことによって
発生しているケースが多いのです。
足の回内運動というのは、下の画像のような感じです。
この回内運動の意味することは靭帯の弛緩でもある
通常、足は下画像のようにたくさんの靭帯が骨と骨とをつなぐことで
【足という塊】の形や機能を維持しています。
これらを維持するためには、靭帯がある程度しっかりしていないといけません。
ゆるゆるだったら、骨が離れてバラバラになってしまいそうですよね?
でも、足という負担のかかる部位で衝撃を分散させるためには 力がかかった時に靭帯はある程度緩まないといけません。
それが、足の回内運動です。
世の中には生まれつき靭帯がゆるい人がいます。
そして、足が回内している状態の形をもう一度見てほしいのですが
押し下げられた足は、扁平足や外反母趾のような変化をしていませんか?
扁平足や外反母趾で悩む方の多くは
靭帯のゆるさが遺伝したことで、足が回内状態にあるから
扁平足や外反母趾のような形になってしまう、落ち着いてしまう。
というのが、扁平足や外反母趾の遺伝の大元の話になるのです。
全身関節弛緩性テストの意味
ここで、学生時代などを思い出してほしいのですが
柔軟性のテストなど体育館などにみんな集まってやったと思います。
カラダが柔らかかった人って基本的に全身柔らかかったですよね?
カラダが硬かった人って基本的に全身硬かったですよね?
という風に、カラダの硬さというのは全身に共通するような傾向にあります。
※鍋いっぱいに作った味噌汁のどこを掬ってもだいたい同じ味に近くて遠い
そして、カラダの硬さには大きく3つのことが関係しています。
骨
筋肉
靭帯
関節弛緩性テストは幾つかあるのですが、今回の東大式弛緩性テストは
【主に靭帯などの強固な結合の傍若性を判定している可能性がある】
という報告があります。
全身関節弛緩テストのBeighton法と東大式法の評価視点 より引用
そして、扁平足や外反母趾など足トラブルに起因する傾向にあるのは靭帯の弛緩。
ですので、
扁平足や外反母趾など足のトラブルに起因する靭帯のゆるみを
靭帯の結合の強さを判定しやすい東大式弛緩性テストで
全身の状態から推察してみよう!
というのが今回の趣旨でした。
足のトラブルが気になる人
お子さんが遺伝していそうなのか簡易的にも知りたい人
はぜひ、お試しを。
4点以上で該当する方に対策方法のお知らせがあります。
対策方法
ゆるい靭帯の代わりに
靴
インソール
サポーター
などで外部的に足の骨を支えてあげると効果的です。ただ、足の靭帯でも
どの靭帯を支えるべきか?
どの方向をに支えるべきか?
左右どちらを支えるべきか?
という問題も出てきます。
これに関してはカラダに詳しい人に見てもらってください。
福岡県内の方であれば出張訪問でお足を見させて頂いておりますので
気になる方はお気軽にご相談ください。
こばでした!
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