快適な靴ひものしばり加減。ちょっとの工夫で履き味が大きく変わりますよ!
- こば
- 2021年10月20日
- 読了時間: 3分
こばです!
靴ひものしばり加減というのは中々に面白いです。
歩くと足の〇〇が痛い
歩くのが遅くなった気がする
という悩みであれば、しばり加減だけで 呆気なく解決してしまったほどに重要だったりします。
靴ひもをちゃんと結びましょう!
という言葉を何度も聞いたことでしょう。
でも、その”ちゃんと”を闇雲にギュッと強く縛るだけ
に捉える傾向が非常に強いように思います。
ちょっと考えたら、その全てギュッとしばる不都合に気がつくと思います。
のっけから説教臭くなりましたが、今回は
おすすめの【靴ひものしばり方とその加減】です。

先はゆったり、後ろはきつく
靴の形も、靴ひものしばり加減も同じなのですが
つま先側は ゆったり
くるぶし側は しっかり
していると、足が安定しているけれど、動きやすいという
相反する機能が得やすくなります。
目指してほしい、スタンダードなしばり加減はこれ。

足の部位で言うのなら
趾のつけ根は ゆったり
足首周りは しっかり

簡単に説明すると、
趾のつけ根をギュウギュウに締めると痛いと思います。
また、歩いていて痛くなりやすい部位でもありますよね?
ですので、趾のつけ根周りはなるべく”ゆったり”させたいです。
でも、足首に最も近いヒモも同じようにゆったりしていると 足が前に滑りやすくなります。
足が前に滑ることで
歩きにくい
足が靴の中で動いて靴擦れ
足が前に滑って靴の先の形に圧縮され、外反母趾変形を助長
など様々な不都合が生まれます。
いやですよね?
では、足首に最も近いそのヒモがしっかりと締まっていたらどうでしょう。
そこで引っかかって足が前に滑りにくくなります。

これらのように
靴の先のほうは ゆったり
靴の後ろのほうは しっかり
締めれていると都合が良いです。 また、足の甲周りが締まっているとテーピングに近いような
足のアーチの引き締め効果も期待できます。
ただ、甲の骨を強く締めると痛い。
という方もいらっしゃるでしょう。
ですので、その中間をとって
靴のさきにいくほど ゆるめ
靴の後ろにいくほど きつい
という段階を踏まえた強弱をつけてしばると
非常に効率が良いと思います。

※趾のつけ根周りをゆったりさせたいのにはその他幾つかの理由もあります。
☆趾のつけ根にある、足の横アーチが撓み広がる余裕を作りたい
強くしばる=固定 緩くしばる=自由
という意味合いが近いですね。
趾のつけ根は横アーチもそうですが、蹴り出しの際に
柔軟に素早く動いて欲しい部位です。
ここをギュウギュウに締めてしまうと、その動きを阻害する可能性が
出てくるので、出来るなら自由に動かしたいポイントです。
横アーチを靴で持ち上げたいのなら、甲周りをサポートすべきです。

その他
細かな締め加減は靴ひもの通し方でも変わります。
まとめ
つま先にいくほど ゆるく
足首に近いほど しっかり
ひもを締めると足に合いやすく、歩きやすい。
個人的な思い
靴ひもは飾りではありません。 きちんと締めることでその効果を発揮します。
窓全開でエアコンをつけても効きにくいように
道具には適切な使い方があります。
理に沿って使うと、道具はもっと応えてくれますよ!
こばでした!
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