土踏まずを支える要、舟状骨
こばです!
今回も「土踏まず」の話です。
前回は、土踏まずを持ち上げる【筋肉】の話をしました。 今回は、土踏まずを支える【骨】の話です。
もちろん、話は繋がっています。
それは、基本的に筋肉は骨につくからです。
筋肉の話をするのなら、骨の話が必要ですし
骨の話をするのなら、筋肉の話が必要です。
土踏まずを支える骨があるから、
土踏まずを持ち上げる筋肉が存在し、活きます。
ということで今回は、土踏まずを支える骨。
とくに、大黒柱的存在の【舟状骨】に焦点を絞って
ざっくりと解説します。
舟状骨ってなに?
まずはここからですね!
舟状骨は「しゅう じょう こつ」と読む足の骨です。
足の骨の中でも内側にある骨で、
おおよそ、内くるぶしの斜め下辺りにあります。
下からよ~く見ると、舟状骨の前に幾つかある
楔状骨にちょっと乗っかっているのが分かりますね!
また、前から見てみると分かりやすく高い位置にあります。
舟状骨は土踏まずの中心的存在
舟状骨は 楔状骨などの上にあり、
後脛骨筋が下から付着していることからも 【舟状骨は持ち上げやすい骨】ということが分かります!
舟状骨を支える7つの靭帯
①背側楔舟靭帯
②底側楔舟靭帯
③距舟靭帯
④背側立方舟靭帯
⑤底側立方舟靭帯
⑥底側踵舟靭帯
⑦脛舟靭帯
7つあるのですが、仕事などで活用されないのであれば 1つだけ覚えておいたらそれだけで十分すぎます! これだけOKです!
底側踵舟靭帯(ていそく しょうしゅう じんたい)
別名 バネ靭帯
ざっくり言うと
足の内側のアーチを保持し、支えるだけでなく
踵周りの安定にも関与するとても大事な靭帯!
※ちゃんと解説すると長くなるので、また別の機会に。
アーチにはキーストーンがある
アーチと呼ばれる構造物には、キーストーン or 要石
と呼ばれる絶対に外せないものがあります。
それは、アーチの中心にあることが多く、 これが外れると簡単に崩壊します。
ただ、キーストーンがしっかりとハマっていると
上から力がかかった時に、より強固になります!
素晴らしい!
そんなキーストーンは足のアーチにも存在します
舟状骨は土踏まずのキーストーン
ようやくタイトル回収です。 アーチという構造物を成り立たせるために、絶対に防衛すべきものがキーストーンです。
ちなみに、土踏まずにおけるキーストーンは【舟状骨】です。
靴・インソール何でも良いのですが、足を支えるのであれば このキーストーンをいかに
立たせ
機能させ
上から力をかけやすい環境をつくるか
が重要になってきます。
わたしが接客時に、足の傾き、力のかかり方
に言及し、その対策を熱心にしている理由はここです。
舟状骨というみんなが元々持っているキーストーンを、 構造物的な安定機能を活かすためです。
舟状骨が適切な位置にあったら
土踏まずを直接持ち上げる、後脛骨筋の効果も出しやすいですからね!
まとめ
舟状骨は足のキーストーン
キーストーンが機能していると足が安定する
土踏まずを持ち上げる後脛骨筋は舟状骨につく
舟状骨をいかに安定させるのかが大事!
アプローチの仕方は様々ですが 靴・インソールで外部的に支えてあげると効率的!
こばでした!
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