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インソールの効果を損なう人、得られる人(靴編)

こばです!


最近Twitterを見てるとインソールさえあればOK! という理論をちょこちょこと目にしていますが、いかがお過ごしでしょうか?


これは、以前から角度を変えながら言い続けているのですが



「インソールは恩恵を損なう人と、得られる人」がいます。



この効果は【簡単な大前提をクリアしているからこそ享受できる】ことで


そこを見逃してしまうと、せっかく高いお金をだしたインソールなのに 効果が得られず勿体ないなぁと思います。


今回は、そこをざっくりと解説。



 

インソールの効果を損なう人、得られる人(靴編)


インソールの効果を損なう人の特徴は大まかに3つ。


・厚すぎる靴底

・柔らかすぎる靴底

・足にあっていない靴


これらを使用している人は恩恵を得にくいです。



まずは、厚すぎる靴底。


50mmの板の上に5mmのインソールを乗せて得られる効果を想像してください。

きっと、何かを変えたいのであればもっと着目すべき部位に気がつくと思います。


そう、5mmでは50mmの変化に対抗できないのです。



インソールの使用目的として【足のトラブルを改善する】という 名目の方が多くいらっしゃるように思います。


◯◯が痛い

◯◯を改善したい


というところでしょうか。


そこでもし、分厚いクッションの靴底がこのようになっていたらどうですか?


5mmそこらの板で改善するのって難しそうですよね?


10mm単位で変化するものに対して、1mm単位でしか対応できないものは


荷が重い

無理です。


※厚すぎるミッドソールを持つ靴底は、数年使用するとこのような変化を起こしやすいです。ちなみに、この靴は5万円以下程度の良い靴です。高い靴であってもこのような変化が起きるので、靴の状態を確認する習慣付けは大切です。




とくにこの問題は、靴底が柔らかすぎるものに多い。


下の画像が分かりやすいですね!

足裏からカラダを支えるにしても、靴底が柔らかすぎたら沈みます。足が。



往々にして足で悩む方は、足の骨の位置が不安定な方が多いです。

とくに外反母趾や扁平足、浮き指の方によく見られます


さぁ、足の位置が不安定なので5mmのインソールでしっかりと支えます!

でも、50mmの靴底が柔らかすぎて足は沈みます。


どうなるでしょうか?



どんなに高いインソールであっても、あまり効果は得られない気がしませんか?



その感はきっと正しいです。



最後に足に合った靴


靴の目的は足をしっかりと支え、動きやすくすること。


そもそも、足に合った靴でないと

足をしっかりと支えることができません。

足の動きに合わないので、歩きにくいです。

つまり、足に合っていない時点でマイナススタートです。



基本的にインソールは薄いです。

また、足の裏から支えるものです。


足全体10mm単位で支える 【靴】

足裏1mm単位で支える  【インソール】


どっちの方が足元を大きく改善してくれそうですか?


マイナススタートした靴の状態を大きくプラスにもっていける要素が

精々5mm厚のインソールにあると思いますか?


わたしは非常に難しい問題だと思います。



また、それぞれの用途としては


・靴で       大まかに安定させ

・インソールで   細かに安定させる


のが最もポテンシャルを発揮する使い方だと思います。



つまり、何が言いたいのかと言うと。




インソールの効果を得たいのなら

靴の形がある程度足に合っていて、適切な厚みと硬さの靴底が絶対に必要




だとという事です。

ですので、大前提としてこれらの条件を満たしていないのであれば

高いインソールであっても無用の長物となる可能性が高い。


また、◯◯な症状には◯◯なインソールが良い!

◯◯が痛いときは◯◯インソールがおすすめ!


というのも、そもそも上記の条件を満たしていないのであれば

効果を期待するのは難しいでしょう。


もちろん、新しいインソールとお古の靴の相性も超重要です。



正直、足に合った靴を選べていない人が多い現状で


足に合ったインソールであり、

靴に合ったインソールを自分で選ぶのは非常に難しいと思います。



ですので、そこは餅は餅屋。

実際に足と靴とインソールの相性を見てくれる靴屋さんに見てもらうのが最高です!


インソールを語感や誰かの勧めだけで選ぶのはおすすめしません。



メガネのレンズを選ぶようにして買う事を推奨します。


メガネやコンタクトレンズってワードセンスや謳い文句で選びませんよね?

ネットで買うにしても、どこかで検査をして、自分の基準を知ってから買いますよね?


ハーバード医学大学院に掲載されていた、足にあった靴の買い方

という記事があるのですが、それでも言われています。



必ず履いて、自分で確かめて、不都合のないものを買いましょう!




まとめ


・インソールの効果は靴底が厚すぎる、柔らかすぎると得られにくい。損なう。

・足に合った靴は大前提で必要

・インソールを買う時は必ず試してから!


こばでした!

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