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やっぱり靴は甲周りが大事。お客様の反応がまったく違った話


こばです!




訪問で靴・インソールを足に合わせる仕事をしています。


今回は『スポーツショップで勧められた靴が足に合わなかったのでどうにかならないか・・・』というご相談で馳せ参じました。※掲載の許可を得ています。



お客様によると、この靴を履くと・・・


  1. 足裏が痛い

  2. 何だか動きにくい

  3. 靴底が硬い感じがする


なるほど!と思ってお足(くつ下履き状態)と靴を見比べてみると一目瞭然。本当に秒どころか脊髄反射レベルで分かったのですが『甲周りのサイズ感が合っていない』


細い足に太い靴を履かせるようなもので、甲周りがブカブカだとそうなるよね!という考えから逆算してちょっと手を加えて履いてもらったら




『足裏が痛くないし、足指が動きやすい!!』




さらに、


こば 「足指をギュッとしてみてください。小指に力入りますか?」

お客様「ちょっと吊りそうかも・・・」

こば 「ここを抑えるので、もう一度足指をギュッとしてみてください。」

お客様「全然違う!」

こば 「インソールを使うと、この感覚で動けますよ」



手前味噌を贅沢にあしらったのですが、この流れでサッとご注文頂きました。ありがとうございます。




わたしが行ったのは「甲周りを支えただけ」


靴への調整であったり、インソールの調整もそうなのですが、足の動きの根幹となる甲周りを抑えるのって本当に大事ですよ!というのも、足には片足約26-28個の骨があります。たくさんある!


その中でも甲周りの骨は本当に大事!というのも、細々とした小さく複雑な骨が密集しているし、スネから伸びる筋肉がトリッキーな走路でつきやすいのもこの辺りなのです。だから、ズレやすいし、筋肉の動きにも影響するし、足のアーチの形にも関係するので


  1. 動きやすさ

  2. 足裏の痛みやすさ


にもわりと関係しやすいのです。

ざっくり筋肉の特徴・・・

骨から骨につくゴムのようなものです。真っ直ぐ引くと最大の力を安定した方向に出せます。でも、骨の位置がズレていたり、捻じれていたりすると・・・


真っ直ぐ引いたとしても


  • 力が弱くなったり

  • 別の方向の力になったりする


つまり、安定しないのです。筋肉を安定させるには骨を安定させるのが最重要!だって、筋肉は骨~骨につくゴムのようなものだから。



今回のポイント


甲周りがブカブカな靴を足にフィットさせ、筋肉の走路を整えたことで、アーチの機能も取り戻した。それによって


  1. 足裏の痛みが減り

  2. 筋肉が使いやすくなり

  3. 足の小指が使いやすくなった


だから、楽に速く歩きやすくなった!そのためにも「ブカブカだった靴の甲周りを足に合わせてみた」というのが今回の落とし所というか、パンチラインだったのかなと思います。


※パンチ‐ライン【punch line】 の解説

発言中で一番の聞きどころ。決めぜりふや笑い話の落ちなど。


足と靴の相性ってあります。


そこを合わせるだけで「履けない靴が履きやすくなる」なんて本当に多い。合わないなら合わせたら案外履ける靴が増えますよ!


書きながら思ったのですが、わたしのやり方は


とんかつ屋さんに行って『メニューにはないのですが、カツカレーのカツを上ロースに変えられますか?もしくは、ミックスフライに変えられますか?』と注文するような、出されたものだけで満足しない、より良い選択を求めるような、半ば厄介だけど自分に正直なサービスなのかもなぁと思います。


なんこっちゃ



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