【外脛骨】足の内側の骨が当たって痛い!外脛骨を対策する。
こばです!
外脛骨が当たって痛いのですが どうしたら良いですか?
今回はこのようなご相談をお受けしました。
外脛骨の痛みは知らない人が多い症状ですね!
それゆえに対策方法が出回りにくいという
仕方のない事情があります。
今回は、その外脛骨の痛み対策をざっくり解説!
外脛骨って何?
検索しても情報は少ないです。
だって、過剰骨の1つだから!
過剰骨というのは読んで字の如く「過剰」に存在する骨です。
人によってあったり、無かったりするので「みんなのカラダに共通する骨」的役割として紹介する「骨格標本」などには書かれにくい。
諸説ありますが、要約すると
約5-20%の人に過剰骨がある
過剰骨があっても問題のない人が多い
過剰骨があることで問題のある人がいる
「外脛骨」は過剰骨の1つ
「外脛骨」による痛みが「外脛骨痛」
舟状骨の辺りにできる過剰骨が「外脛骨」
舟状骨は土踏まずの真ん中辺りにある骨で
この辺りを触るとボコッとした骨に触れると思います。
それが舟状骨です!
上から見ると分かりやすい
舟状骨はただでさえボコッとしているのに
さらにボコッとした骨が加わったら
靴を履いた時に当たって痛そうですよね?
今回はその対策です!
※もちろん、単純に舟状骨が大きかったり、舟状骨の凸が大きな方もいらっしゃいます。
ここが痛い=外脛骨があるという訳ではありません。
痛みの種類
ざっくり言うとこの2つ
※詳しく知りたい人は各自で調べてください。
骨の突起が靴に当たる痛み
舟状骨と外脛骨によって「後脛骨筋」が動きにくかったり挟まれたりの痛み
外脛骨があることで筋や組織が炎症を起こしたり、摩耗したり
そういうことに由来して痛みがでます。
後脛骨筋の走路はざっくり下の画像で
バッチバチに「舟状骨」を通っているでしょ?
だから、後脛骨筋に損傷や影響が出やすいのです!
おすすめは「標準整形外科学」
図鑑を家に置いておく感覚で一冊あると助かります。
全身の症状が乗っている分厚く、詳しいド定番
対策方法
靴が骨に当たる、当たりやすい環境が痛みを強める。
というのは何れにせよ変わらないのを踏まえて
対策は大きくこの3つ!
外脛骨周りの靴の革を伸ばす
外脛骨周りがやや幅狭の靴を買う
インソールで足が内側に傾きにくくする
外脛骨周りの靴の革を伸ばす
当たって痛い部分の革を伸ばしましょう!
昨日のブログで詳しく紹介していますが
この伸ばしに関しては「ポイントストレッチャー」だから出来ることです!
ポイントストレッチャーを使って、伸ばしましょう!
シューストレッチャーでは無理!!
外脛骨周りがやや幅狭の靴を買う
逆でしょ!!!と思った方は落ち着いて。
部分的に当たって痛いところがある場合は、足に密着する形の方が良いです。
大事なのは「緩急」
痛くない部分はしっかり抑え、痛い部分は革を伸ばして開放。
密着した抑えがあるからこそ効果があります!
ガバガバにデカイ靴履いても、足が靴の中で倒れて当たり
痛みに対して効果が薄いこともあります。
※炎症がひどくて辺りを触るだけで痛いのであればサンダルにしましょう。
インソールで足の内側への傾きを抑える
足を後ろから見た時、足が内側に大きく傾いている人がいます。
これによって「外脛骨」に当たりやすくなる。
インソールで真っ直ぐになるように対策すると痛みはマシになる気がしませんか?
※足が内側に傾いているか調べる方法は2つ
足を後ろから撮影する
履き慣れた靴を上から見る
靴を上から見て、下の画像の左の靴のように
履き口が内を向いていたら「足が内側に傾いている」可能性は高いです!
対策のイメージはこんな感じ
市販でおすすめのインソール
医療用でも使われるバウアーファインド
インソールの裏で比率を変えてクロスした硬い素材が、
足の傾きを効率的に支えてくれるのでおすすめ!
日常的に使いやすいし、下手に作ってもらうぐらいならこれを買う。
売っているお店は少ない。
シダス マルチプラスはしっかりとした支え
コスパに優れるモデルです。
足の傾き全般をしっかりと支えやすい構造であり、硬さがあるのでおすすめしやすい。
スポーツ用品店でも取り扱いが多いので気になる人は試し履きを勧める。
スパイクプラスはもっとしっかり!
柔らかい靴底のものを履いているならこっちでも良いかも!
もっとしっかり支えてくれる!
1番のおすすめ
個別に作ってもらったり、調整してもらいましょう。
足のサイズは左右で異なります。
つまり、厳密な骨の位置も異なるのです。
個別対応をしてもらうと対応がしやすいです!
わたしだったら、靴とインソールそれぞれを足や症状に合わせて加工調整します。
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