【外反母趾】靴を作ろうか迷ったら、参考にしてほしい3つの考え方
こばです!
外反母趾で靴を作るべきですか?
この質問への回答です。
個人的には「特定のシーン」以外で作って得られるメリットが少ない割に、高額となりやすいのであまりおすすめしません。あと、曲がったものに力をかけると、もっと曲がる。この摂理は「外反母趾の変化」においても変わらない現象です。
ですので、
環境に対策したいのか?
変化に対策したいのか?
痛みに対策したいのか?
どのルートを選ぶかで答えも変わってくるように思います。
そこで今回は、ざっくりですが外反母趾用で靴を作るメリット・デメリットを解説します。あくまでもわたしの思う靴の得手不得手です。欲しい=正解ですので自分に正直に生きましょう!何かしら参考になりましたら幸いです。
結論から言うと
環境に対策したい=作っても良い
変化に対策したい=手術が最適
痛みに対策したい=インソールでも何とかなる
外反母趾で靴を作るメリット
冠婚葬祭用のパンプスなど硬い素材で足の形に合わせた靴が得やすい
わたしが思うメリットはここだけです。スニーカーや歩く用の革靴(コンフォートシューズ)は世界中のたくさんの種類が手に入る時代です。外反母趾でも
スニーカー
スポーツサンダル
歩きやすい革靴(コンフォートシューズ)
は外反母趾の方でも合いやすいものが結構あります!
5年前やそれ以前とは時代が変わりました。
機能的な靴の進化とブームによる手に入りやすさが拍車をかけたことで、革靴は趣味以外で要らない!と断言できる程度に快適な靴がドドッと増えたのがここ5年ぐらいです。
※岡本製甲の足袋スニーカーは大注目!
足指を使いやすく、外反母趾の圧迫のしにくい広めだけど、甲周りをしっかり支えるデザインであり、メッシュなので肌当たりが柔らかい。履いてみてほしい。
でも、パンプスだけは今なお難しい。
足の形に沿った可能性の高いパンプスが欲しいのなら作っても良いのかなと思います。パンプスはどうしても履かないといけないときがあるでしょう。そういう社会環境への対策なら作っても良いかも!!
ただ、AKAISIのパンプスがあるので
このメリットすらかなり揺らいでいます。
アーチフィッター142パンプスベルト
外反母趾の部位が痛くなりにくい形
衝撃吸収しやすい靴底
インソールが外せる
履いてキツかったらインソールを薄いのに変えたり、もっと支えられるものに変えたらだいたい何とかなりました。パンプスで悩んでいるなら本当にこれで良い。履いてみてほしい。
外反母趾で靴を作るデメリット
高い
足裏のタコの痛みはインソールの方が良い
思った通りのものができるとは限らない -デザイン面 -技術面 -諸々の個体差など
痛みに関しては靴を伸ばしたり、当たりにくいようにインソールで支える方が効率的です。お客様に多かったのですが「とにかく痛いのを何とかしてほしい!」というご要望であればインソールでご満足頂けることが多々ありました。
また、「足の形に合っている靴、足の形を補正する靴」これらは別ものです。足の痛みに対処したいなら整形靴の知識と技術が必要です。足の形通りに作れる!だけでは外反母趾の形に沿った靴が出来上がります。
実際問題、足の変化は止めにくい。
職業柄、「靴は昔から作ってもらっている」方を何人か知っています。でも、足の変化は止めにくいというのを感じさせるお足が多かったです。年をとったら腰が曲がるような感じで「変化は仕方ない、でも痛みは避けたい」という方が多いです。
形を整えたいなら「手術」が得意とすることです。
最後に、オーダーメイドの靴の製作期間は数ヶ月かかるところが多い。だから人件費も含めて15万円~30万円ぐらいはかかりやすい傾向にあります。
足の痛み対策ならインソールがおすすめ
わたしなら・・・
もし、15万円使うなら5万円で靴+インソールを買って足が痛くないように調整し、3万円でジムで身体を鍛え、7万円で旅行に行ってほしい。
痛みなく歩ける土台を用意し
しっかり歩ける身体を作り
歩く・遊ぶ・楽しむ
外反母趾で歩くのが辛くてお悩みだったお客様のお声です。
足裏の痛み、歩きやすさだったらインソールで何とかなること多いですよ!
お足に合わせて調整しています。
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