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「靴が足に合わないのは仕方ない」それを踏まえて、自分で対策してみよう。


こばです!


定期的に言っていることです。

ですので、見覚えのある人もいると思いますが

ご相談でも増えてきたのでまとめてお伝えしますね!



靴が足に合わないのは当たり前です。


そういうものです。


これを靴屋が言うのもアレなのですが

きちんと知っておく必要があるし、靴が好きだからこそ知ってほしい!

という常識に近い諦めでもあります。


靴が足に合わない理由
  • 足は左右非対称、靴は左右対称

  • 靴は70%の足に合うように作られる(らしい)


足は左右で形が違う、左右非対称


足は朝晩サイズが変わります。

寝起き、仕事終わり、飲んだ後でも変わりますよね?


また、足には軟部組織やアーチがあるので立ち方など 体重のかけ方によって足の潰れ方が変わります。

どちらかに重きをおいて立っている人って多いですよね?


足の悩みも左右対称ではありませんよね?

ですので、足は基本的には「左右非対称」です。




靴は左右で形が同じ、左右対称


靴は左右対称です。


  • 右の靴は 23.5cm

  • 左の靴は 24cm


  • 右の靴は 3E

  • 左の靴は 4E


こういう売り方ってされてませんよね?

でも、左右違う足の形に合わせるのであれば

このような売り方が必要です。


でも、管理が大変だったり何やらの問題で

左右対称の売り方をされています。


また、工場で作る際は基準と異なる形であれば弾かれると思います。

これによってより左右対称な靴が出来上がりやすいのです!

素晴らしい品質管理です。


工場でたくさん作るということは、マニアックなものは作りにくい。

たくさん売るには、なるべく多くの人に合う形に作る必要があります。

足に合わなかったら履けなくて売れませんからね!


諸説ありますが、靴は70%の人の足に合う形で作られる傾向にあるようです。

ここで考えてほしいのは、足のトラブルで悩む人は

その70%の枠内に収まる可能性は高そうですか?


変形が出てきた人はちょっと低そうですよね?



ですので、靴の微調整が必要なのです。



合わないなら作るべきか・・・

そこまでは必要ではない方が多いように思います。

というのも、合わないのはちょっとだけ合わないことが多いから!


  • 趾の付け根周りが  ちょっときつい

  • 甲周りが      ちょっとゆるい

  • 履き口が      ちょっと広い


このような、ちょっと合わないことでトラブルに繋がりやすいのです。

ちょっと合わないというのは、左右対称と左右非対称による問題

でもありますね!


合わないのはちょっとなので作る必要はないのかなと思います。

ちょっと合わないのなら、ちょっとだけ合わせましょう。

それが微調整ですね!



例えば


窓がシャーッと動きにくくなったとします。

その対策によっしゃ!新築や!建て直そう!

となりますか?


石油王でない限り、いきなりこうは考えませんよね?



まず、掃除して滑りやすいスプレーなどを使って

それでも解決しなかったら、プチリフォームですよね?


根本的に靴が合わないのなら「作る」のをおすすめします。

でも、ちょっと合っていないだけでなら「微調整」で十分です!



自分でどうにかする術

基本は2つです!

  • 当たるなら 広げる

  • 広いなら  埋める


わたしなら追加で

  • 曲がっていたら  伸ばす

  • 伸びすぎていたら 曲げる

これらも行います。



靴を伸ばす

業務用でこういうのもあります。




でも、伸ばす際はポイントストレッチャーだけで十分




慣れたらこれ一本でだいたいのことができます。




靴が大きい、ゆとりがある

きほん的に靴は甲周りが合いにくく

ここが合わないと足が前に滑って様々なことが起こります。






タンパッドがあると対策しやすい



甲周りに隙間があるからと、インソールだけでどうにかしようとすると


  • 踵周り

  • 趾さきの天井


これらに不都合が起きやすい。

とくに靴のカカトと足の踵周りが合わないことで

踵が抜けやすくなるのでインソール一本の対応はおすすめしにくい。




あと、大きすぎる靴は足が横に動きやすくなる

これもパッドなんかで抑えると楽。




こんな感じで数ミリ横から抑えるだけで歩き方も変わります。

全然違うのでこれもおすすめ!


ただ、市販で売っているものは少ないので自作が必要。

適当なクッションシートを両面テープで貼り付けるだけで十分。


内転足など足が曲がって合いにくい場合は靴を曲げる

これは詳しい人に任せましょう!



現行のシステムでは靴は足に合いません

でも、ちょっと改善するだけで足に合いだすことも多い。

自分でできることは自分でやれると楽です!

分からない時、難しい時はプロに任せましょう!

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