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「足の一生」には3つの時期がある。時期ごとの大まかな対策と考え方。あなたの足は今どんな時期?

  • 執筆者の写真: こば
    こば
  • 2022年3月4日
  • 読了時間: 5分

こばです!


成長し、維持され、老化する。

この流れはあらゆる動物に共通しています。


  1. 生まれてすぐは小さく

  2. 大人になるにつれて大きくなり

  3. 高齢者になると小さく衰えてくる。


生物単体で見ても現れるこの現象は、

実は「足にも現れます」

かなり如実です!



今回は、自分がおおよそどの時期にいるのか?

をざっくり見てみましょう!

箸休め程度の雑学です。



足の一生


共通する足の機能

老若男女問わず、足には共通する機能があります。

そう、足のアーチですね!



アーチがあることで


  • 歩く時の足にかかる負担を和らげ

  • 前進するための推進力を生み出します!


さらに足の変形の指標にもなるので非常に重要なのです。

今までたくさんのお足を見てきましたが、足の変形の大本は

「足のアーチの崩れに関係しているなぁ・・・」としみじみ思います。


80歳を超える後期高齢者でも、しっかりとしたアーチの方は

足の変形も小さい傾向にあるからです。




アーチが崩れると


地面からの力を受け止めきれなくて、足に大きな負担がかかります。

この過度な負担によって、足が本来の形とは違う方向に矯正されます。

これが「足の変形」です。



変形の要因は大きく2つ


  • 長期間の低負担

  • 短期間の高負担


高齢者は「長期間の低負担」の方が多く

スポーツ選手は「短期間の高負担」の方が多い。


一般的な外反母趾の方も前者に該当しやすいですね。

足のアーチの乱れや、大きな傾きのまま5年、10年生活をすると

積もり積もった負担が足の変形の一端となってしまいやすいです。


そう、止めるなら今です。


という雑学を知った上で



アーチに注目した足の一生を見てみましょう!



足の一生 こども編

知らない人も多いのですが、赤ちゃんの足にはアーチがありません。

諸説ありますが「まだ歩けないので必要ないから」という話はけっこう納得してます。


3歳ごろからアーチができはじめ、7歳ごろには大人の足に近い形になります。

ただ、成長の途中なので骨や組織は固まっていません。

それゆえに非常に個性的な変化をしている時期でもあります。


様々な変化や力を受けながら、紆余曲折を体験している時期とも言います。

多少曲がりながらも上に伸びているので、そのうち共通する芯が見えてきます。

それが「この子の足やカラダの個性」となってきます。


18歳ごろになるとほとんどの人の骨格や足のアーチが完成します。



足というよりも、「あんよ」ですね

字面以上にかわいい。



幼少期の靴・インソール


  1. 成長を妨げないようにする!

  2. 異常な変化があれば対応する!


この2つがキーとなってきます。

どちらかというと、「運動機能」に重きをおいたものが良さげ。



足の一生 維持期 (20~40代)

20~40代は足のアーチを維持する時期です。

筋力もあるので、アーチも活用して動ける時期とも言います。


ただ、維持をするということは「何かから守っている」という意味でもあります。

それは


  • 老化

  • 筋力低下

  • 靭帯の機能

  • 足に対する「長期間の低負担」


など様々です。活動の代償みたいなものでもありますね。

これから訪れる崩壊に備える時期です。

足の健康を考える人が増えてきます。


足に合った良い靴は持っておきましょう!

良いインソールもあるとなおよし。




維持期の靴・インソール


  1. 筋肉を使いやすくて動きやすいもの

  2. 足のトラブルがあれば対処しやすいもの

  3. 足の機能を守るために、足を支えやすいもの


人によりけりですが、これらがキーとなってきます。

「運動機能」+「足の保護」を考えると良さげ。



※説明は省きますが、とりあえずこれを買っておきましょう。

そんなインソール。


足の一生 崩れていく時期 (50歳以降)

アシックススポーツ工学研究所によると

足の耐久年数は約50年と言われています。


50歳以降は、耐久年数を超えて使おうとしている時期です。

歳を重ねるほど「足のアーチが崩れやすくなっていきます」

これには、50年以上という「長期間の低負担」が足にかかった影響もありますね。



また、足裏の脂肪が薄くなってくる時期でもあります。


  • 足裏にタコができた!

  • 足裏に痛みがでてきた!


このような方はちょっと「厚手の靴底」で対処しても良いかも知れません。

でも、靴底が厚くなるほど「足で踏ん張りにくくなります」

カラダのバランスがとりにくくもなるのです。


詳しい人と相談しながら靴を買いましょう!

「ほんまに身体は若くないからね!!」




高齢者の靴・インソール


  1. 転けないようにする!

  2. 動きやすさも大事!

  3. でも、安全性がもっとも重要!


転けないことが最も大切です。

それは、骨折~寝たきりになる方が多いから!



とくに寝たきりになりやすいのは「尻もちをつく」転倒



大腿骨頸部骨折などは大変。

大腿骨頭と骨盤の接合部辺りに大きな血管が走っていないのが最大の要因です!


血液は酸素であり、栄養であり、修復装置です。

大きな血管が走りにくい位置なので、大量の血液で急速な回復が望みにくい。




狭い路地で起きた大事故のようなもの


狭い路地で大事故が起きたら対応が遅れやすいです。

狭さ故に救急車や消防車など、大きな車が入れないし

大量の人員で対策もしにくい。


狭いから!


同じような感じで、太い血管が走らない大腿骨と骨盤の連結部位での骨折は

非常に治りにくいのです。そして、高齢者はもともと治癒に時間がかかるし

骨盤周りの骨折なので積極的に歩かせにくい。


などの要因が重なって


  1. 治癒に時間がかかり

  2. ベッドの上にいる時間が長くなり

  3. 治った頃には、歩くのが大変なほど筋力が低下

  4. そして、寝たきりへ


という最悪の悪循環にもなりえます。

高齢者は何よりも、安全性重視の靴が良いと思います。



まとめ

足のアーチにも3つの時期があります。

自分がどの時期にいるのか?

これからの時期でどうふるまうのか?


これらが分かると、今後必要な靴が分かってきますよ!


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