靴診断 70歳代のお客様
福岡県大野城市のコバ靴店です!
今日は靴修理でご来店頂いたお客様のご希望で
靴の診断をさせて頂きました。
5年程同じ靴を履かれているそうです。
まずは上からのアングル
右の靴の履き口の広がりが気になりますね!
足が大きく内側へ倒れ込んでいるのが想像できます。
それに反するように左の靴の履き口は外側に広がっていますね。
どちらの靴にも言えることですが紐をほどかずにスリッポン感覚で履かれている
典型的な弊害が見受けられます。
靴ひも も ゆるゆるで履かれているようですね!
全体的に右足に負担が掛かっていそうです!
次は中敷き
ゆるゆるに履かれているので足が前滑りしているのが分かります。
中敷きに想定されているアーチの位置から前の方に足跡が着いています。
指の付け根~指先の間が最も濃く写っている
踵周りに写りがない ことから
踵よりも前よりで着地するような歩き方で
靴のサイズがこの方にとっては大きいのか
かなり脱げやすい状態で履かれているのか が考えられます
おそらくその両方でしょう!
次に裏側から
踵の傾きの影響で右の靴の踵のすり減りが大きいですね!
また、内側の減りが見られるので内股気味で歩かれているのかもしれません。
蹴り出しの位置に注目すると
全体的に内よりに蹴り出されているのが分かります。
次に後ろから
やはり右の靴の大きな傾きが気になりますね!
靴底の減りや革や靴の中の芯材へ強い癖がついているので修復は難しそうです。
また、両側の踵の潰れからスリッポンのように履かれているのが分かります。
靴の価値はカカトで決まると言われていますし、私もそう思います。
足を覆う器である靴がこのような傾きをしていたら
足を悪くしない方が難しいです。
靴自体は非常に良いものなので
正しい靴の履き方を身に着けて欲しいです。
靴は、正しく使えば
健康面や歩きやすさ、美しさとして必ず応えてくれます
正しく使わなければ
そのように必ず反応します。
結論
靴はきちんと履きましょう。
新しい靴を買いましょう。
次の靴には優しくしてあげて欲しいです。
こばでした!
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