靴を履くと指の付け根が痛いお客様
福岡県大野城市のコバ靴店です!
今日は新しい靴を履いたら指の付け根が圧迫で痛くなったお客様が
革の伸ばしで来店されました。
何でも、明日から関東方面を周るようなご旅行をされるそうで
それに合わせて歩きやすい靴を買ったらこうなったそうです。
何気なく足元に靴に目を向けると
パット見で分かる程度に足に対して小さな靴を履かれておられました。
原因は分かっていたのですが確認のために中敷きの上に足を乗せてもらうと
捨て寸は2mm
※ 捨て寸...歩く事で足が靴の中で前滑りをしてもつま先が靴の中で当たらないように
設定された余裕寸法。通常1~1.5cm必要。
足長は 右が26.1cm 左が25.5cm
履いておられる靴のサイズは 39
センチメートルに換算すると 24.5cm
足の健康を謳う靴屋さんで計測をして購入されたそうです^^
必要な捨て寸は1-1.5cm
実際の捨て寸は0.2cm
つま先の当たりも感じられるこのお客様には
最低でも2サイズ上の靴が必要です。
2サイズも小さな靴を履いてたらそりゃ痛くなりますよね。。。
足にあっていないそれは靴ではないので
サイズ交換をされる事、革を伸ばしたら返品をして貰えなくなる可能性がある事を
お伝えしましたが、どうしても明日履いていきたいという事なので
当たる所を中心に革の伸ばしをさせて頂きました。
正直な所、考え方の違いによって痛みや悩みに対してのアドバイスや原因の解釈といった専門的な話で意見が食い違うのは仕方がないと思います。
人の身体はまだまだ分かっていない事も多いので考え方も多種多様です。
しかし、つま先が当たらないように捨て寸を確保する!という絶対的に
間違いのない基礎の基礎は外すべきではないと思います。
計測や測定をして販売をする靴はその労力に見合う金額を求めるものが多いです。
金額と期待以上の本当に快適で楽な靴をお届けできたら幸いです。
革の伸ばしだけもやっていますよ~
こばでした!
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