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軽い靴信者の儀式

福岡県大野城市のコバ靴店です!



全国の靴屋さんを訪れたり、関西の靴屋で働く中である事に気がつきました。

ほぼ全国共通で購入前にされるのです。




手で持って重さを測る!!


そして、この靴は重いから無理!とだいたい口にされる




!?




中高年の多くの方は手に持った靴の重さで靴の良し悪しを判断されます。



靴を手にはめる特殊な方なら間違っていないと思いますが、




靴は足にはめるものです!




また、脚の筋肉は太く下半身の筋肉量は全身の約70%と云われています。

格闘技やら筋トレ施設等で脚の力は腕の3倍といつの時代からか言われていますが

それも納得の筋肉量ですね。

腕の筋肉量がどの程度かは見つける事が出来ませんでしたが、

単純に自分の腕と太腿を見比べてもその大きさは一目瞭然で




その筋肉量の差から

手で持つのと足に履いてみるのとでは感じ方が違うように思えませんか?



実際に違います。



当店でも持ったら重いから履けないと云われ、大きく敬遠されるのが予想できるので

まずは履いてもらってその後に手で持ってもらいます。



履くと軽いけど持つと重いのね!という言葉を得られたら意識改革大成功です!




また、持ち方によっても重さの感じ方は違います。



学生時代、掃除の時間に竹ぼうきを逆さに持ったりバットのようにして遊んだ経験はありませんか?



身体の近くでもつとそこまで重さを意識しない竹ぼうきでも、腕を伸ばして

持つととても重たく感じましたよね?




バックパックもそうです。

背中の汗が気になるからって身体から離して背負うとより一層の重さを感じませんでしたか?



同じ重さでも身体から離れるほど使う筋肉量が増え、重さや負担として感じるのです。

(回転モーメントやベクトル、人体のてこの話になりますが長くなるので省略します。)



靴も同じです。




お店の靴を手に取る時って腕を伸ばして取りませんか?

そして、腕を伸ばした状態で重さをみてませんか?



脚の力は腕の3倍。

しかも重さ補正のかかる持ち方で判断



持ったら重いけど履いたら軽い靴が適正です!!



でも、何故重さが必要なのか、

それは靴の機能は足を支える事だからです



チタンのような軽くて剛性のある物を除き、

その軽さで体重を、歩く時に掛かる体重の2倍の力を

走ったらもっともっと掛かるその力をその軽さで支える事は可能でしょうか?



答えはNOです!

まだそのような軽くて体重の倍の力を支える程丈夫で安価なものは存在しません。


しかし、靴自体に重さと厚さがあればそれも可能です。



日本国内では軽い靴こそ至高という

若者には影響が少ないけど、高齢者には負担のかかる靴を



高齢者用として販売し、売上を伸ばしています。

儲かる事は良いことだと思いますが、



水に浮くほど軽い靴というのは大衆に本当に必要なのか。



車椅子生活でトイレの行き帰りが精一杯のような筋力の方には絶対に必要だと思います!

靴の常識と理論が変わることを切に願います。

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