距骨の倒れの抑え方(物理) ②
福岡県大野城市のコバ靴店です!
今日は実践編です。
じゃあどうやって距骨の内倒れに対応するの?
という所ですが、支え方は2つあります。
① 靴のカカトに入っている月形芯で直接支える
② 中敷きで間接的に支える
まずは支え方の① 靴のカカトの月形芯で支える の説明です。
※ 月形芯はほとんどの靴に入っているカカトの芯材です。
距骨は 外側は 外くるぶし
上側は 脛骨 に阻まれています。
抑えたり制限をかけたり実際に対応が出来るのは
距骨の
・内側と後方 のみになります。
また、距骨は足底からやや高い位置にあります。
やや高い位置にあるので下から支える中敷きでは
直接触れることが出来ません。
それが出来るのは靴の月形芯で、
考え方としては 月形芯で距骨を含めてグルっと囲んで抑えてしまおう!という感じです。
それ以外にもテーピング等で直接支えてあげるのも良さそうです!
この支え方で大切なのは もちろん、
靴のカカトの硬さです!
体重を支えるので多少の硬さがないと支えることが出来ません。
このような靴をお求めの際には 靴のカカトをつまんで硬めのものを選ぶようにしましょう!
おすすめは アサヒのメディカルウォークシリーズ!
若干踵周りが広いのですが、硬さ自体は市販の靴の中でもトップクラスなので
距骨の倒れによる身体の変化を抑えるには最適です!
次に中敷きで間接的に支える 説明
イメージとしてはこんな感じです。
ただし、距骨の下は 底側踵舟靱帯で支えられているので、中敷きで直接触れたり作用させることは出来ません。
なので、中敷きで対応する際には
踵の内側~土踏まずにかけてを高くしたりする事で
間接的に動きに制限をかけてあげるのが効果的です!
靴で直接支えるのと中敷きで間接的に支えるのとでは
やっぱり、直接支える方が効果的なので
優先順位としては
靴 >>>>> 中敷き という感じです。
本当に足にあった良い靴は固定装具並の安定感を得ることが出来ます!
足や身体を思うなら靴から見直しましょう!
・・・・とは言っても、
おしゃれで見た目優先の足に悪いと分かっている靴も履きたいですよね。
考え方は食べ物と一緒です。
大好きな 揚げ物ばかりを毎日食べると身体に悪いのですが
計画的に食べると 健康も害さず美味しく心も喜びます!
靴も同様に
おしゃれな靴を履く時は、時間を決めて短時間の使用に留めると
健康も害さず おしゃれな靴も楽しめます!
また、おしゃれな靴が少しでも長く履けるように
足に優しい靴で足を休めてあげる!という考えも大切です!
何事もやりすぎはいけませんね!
こばでした!
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