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足でお悩みの新社会人のお客様

福岡県大野城市のコバ靴店です!


今日は、働きだして1ヶ月だけど足が辛くて困っているというお子さんの

足の悩みを心配されたお母様がお子さんを連れてきて下さいました。


お話を聞くと、調理の仕事で会社から支給された安全靴を履くと

数時間で足のむくみや膝の痛み、足裏の痛みが出てきて困っている

という事だそうです。また、半年前に左膝の靭帯再建手術もされたそうでそれもあって身体への負担が

とても大きく掛かっているのが想像できます。


わくわくドキドキしながら着いたあこがれの仕事でも

足の痛み等で集中できないと本当に辛そうですね。

特に働き始めは人間関係や新しい環境等

様々な変化に対応するためにただでさえ心が疲れやすいのに

足元も辛かったらすべてが嫌になってしまうかもしれません。


老婆心ながら私もどうにかしてあげたい!という思いで

早速問診や身体計測を行いました。



まずは足裏



お足の特徴としては


1 ハイアーチ気味

2 踵の骨が小さい

3 内側への圧力集中

4 甲周りが細い


の4点が挙げられます。

また、足全体の骨と骨とを繋ぐ靭帯や結合組織の軽度弛緩も見られました。



ハイアーチになると足の重心位置が高くなり、接地面積が狭くなるので

足の不安定性と局所的な圧力が足裏に掛かってしまいます。


次に踵から

左の踵の傾きが見られますね!

足の曲がり+ハイアーチによって足は不安定になっています。

左膝への負担の大きさもこれらが合わさったことによるものが大きいように思えます。


足元から整えるためにはこの傾きに対しての対処が重要になりそうです!


そして、靴

このお客様の足長は1枚めの画像から見れるように左右ともおおよそ24.6cmです。

足長が24.6cmなら細足と捨て寸を加味しても靴の長さは25cm~25.5cmは欲しいです!


しかし、このお客様が履かれている靴は24cm

ぎりぎりつま先が当たらない程度のサイズの靴です。

そして、靴自体はカカト周りがやや広い。


これでは足のブレや動きを止めることは出来ません。


出来れば靴を変えるのがまずは先決なのですが

それは難しいらしく、今回は足に合わせた中敷きを入れる事で対策しました!



削り合わせたベースの中敷きのイメージはこちら

このコルクの中敷きを仕事で履かれる靴とお身体に合わせて加工しました!


先程納品が終わりましたが履いた時に気持ちが良い!と言っていただけました。

全体的にやや固めの中敷きで気持ちが良いという事は骨配置が正しく整えられている時に頂くことの多い言葉なのでとりあえずは一安心ですが、お悩みが出るのは仕事を開始して2時間後以降だそうなので実際にお仕事で使用されるまでは本当の評価はまだ分かりません。



合わなかったら再調整でクッションを足したり支えの高さを変えたり出来る事を伝えました。


これから数多く関わられるであろう仕事の中でも楽しいことや辛い事

一生懸命やるから面白いと思えるような事

様々な人間関係等

多くのイベントに仕事を通して遭遇することかと思います。


そんな時間を存分に楽しんでもらえる事を願い今日も身体を足元から整えさせて頂きます!


こばでした!


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