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誤解のある【指を使って歩きましょう】



歩き方の指導をされているところでは、多くの方が当たり前のように

【指を使って歩きましょう!】

と言われています。



歩行で蹴り出しの際に足の指にぐ~っと力を入れる事で


・蹴り出しが強くなるから!


という理由です。



語感的にも絶対的な正解のように感じますが、どうなんだろう。。

っというのが正直な考えです。



というのも単純なのですが

足の指をグーパーしてみてください。


【その力量は、あなたの体重を動かすのにどれだけ活躍してくれそうですか??】



また、人の体には特徴があります。

カラダの中心に近いほど大きな力を出しやすい筋肉があり、

カラダの中心に遠いほど小さな力を出しやすい筋肉があります。



別の言い方をすると

カラダの中心に近い筋肉=大きな操作をする筋肉

カラダの中心に遠い筋肉=細かな操作をする筋肉 です。



腕で考えると分かりやすいですね!

① 大きな筋肉のある【肩で大まかな動作】をし

② 中ぐらいの筋肉のある【肘で方向の微調整】をし

③ 小さな筋肉のある【手で細かな作業にむいた動作】をします。



では、脚ならどうでしょう?

① 大きな筋肉のある【太ももで大まかな動作】をし

② 中ぐらいの筋肉のある【膝で方向の微調整】をし

③ 小さな筋肉のある【足で細かな作業にむいた動作】をします。


細かな作業に向いた足の指で大きな筋肉の役割を負担させるのってどう思いますか?

という話です。



わたしは足の指に求められるのは【柔軟性】だと思います!



良い歩行というのは妨げなくスムーズに歩けている状態のことです。

太ももによって生まれた大きな力を膝でコントロールし、

その力を足の指の柔軟性によって悪路や様々な地面の環境でも効率よく伝達し地面を蹴れるように微調整する!


という一連の流れが良い歩行には不可欠です。



まぁ蹴り出すだけなら、指グーパーよりも足首でつま先を上げ下げするほうがテコの原理の関係からも力の効率も良いですよね!



つまり、微調整をする筋肉に大きな力を求めても.....

という考えです。



しかし、論文では足の指の力が歩行改善に影響する!

というものもありますので、このような考え方もある程度に留めてください。



ただ、歩くときに指をグーパーすると足をつった事が多々ありますので、

そういう背景もあるのでわたしは



【足の指を柔軟に動かして歩きましょう!】



を提唱しています。


【足の指の力で歩きましょう!】ではありません。



つまり、足の指に関しては筋トレよりもストレッチを優先するほうが効率が良いです!



ただ、指の力(把持力)が強いほうが立っているとき等の姿勢制御に役立つので

タオルギャザー等による指が掴む筋力を鍛えるのは大賛成です!

年配の方や最近ふらつきやすい。という方に絶対にやってほしいです!



こばでした!

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