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平成までの常識。あの中敷きは身体を壊す

福岡県大野城市のコバ靴店です!


膝の痛みに悩むお客様から

どんな中敷きがいいの?


というご相談をお受けしました。



なんでも、数年前に変形性膝関節症とO脚改善のために

病院で中敷きを作ってもらったそうです。



でも、


膝の痛みが改善しないだけでなく、最近は立つのが辛くなった、足の内側が痛い


っというお悩みがあるそうで、保険で作り変えが出来るけどどうしようかぁ

っと悩んでおられました。



膝の痛みは、数年使われた中敷きがヘタって支えきれなくなったのかなぁ

でも、立つのが辛くなったっという事はもしかして.....っと思って

早速その中敷きを見てみたら案の定でした。



それがこちら



膝が痛い、外に位置しているからという理由で

広く普及している昭和、平姓の常識

外側を持ち上げている中敷きです。


確かに片脚支持期に膝の外側への動揺を抑え、

効果のある人もいるのですが、これはいけません。



単純に考えてほしいのですが


これだけ傾かせて足を曲げていたら

・曲がりの最も大きい足の内側って引っ張られて痛くなりそうではありませんか?

・筋肉を効率的に使え無さそうではありませんか?


これってつまりお悩みで挙げられている項目ですよね。


このような外側を持ち上げた中敷きを

なんの疑いもなく提供している治療施設が

令和になっても未だにめちゃめちゃ多いです。



ちなみにこれは中敷きなしのお足です



見比べてみてどっちの方が自然で、身体に優しそうですか?

中敷きをしないほうが身体に良さそうですよね?


お身体にあっていない中敷きはこのように身体を壊します



お持ちの中敷きはいかがですか?



あと、このように外側を持ち上げた中敷きの目的として


・外側を持ち上げる事で足や膝を内側に移動させる


という説明をされると思います。



そこで、画像を重ね合わせて早速検証してみましょう!

まずは左足から


画像を透過させており、


・薄い線が中敷きあり

・濃い線が中敷きなし です!

これを見ると中敷きがない方が膝へ伸びるラインは内側を通っていますね!

つまり中敷きを履いたことで膝が外へ行っているのです。

悪化しています!


次に右足!


これは中敷きがある事で膝へのラインが内側に移動させられています!


でも、左足の傾きは増加したので、トータルで見るとどうなんでしょう・・・

って所でしょうか。



実際この程度の差であれば

精密ではない撮影環境の影響や個人差などもありそうですね!



でも、これは正直分かっていました。

というのも踵の上には距骨という骨があります。


この骨は大きな可動域を持っており、非常に不安定な骨で

この程度の傾きはその可動域の範囲内で処理される


なので、踵を傾かせても膝への影響はあまり出ない!




という予想をしていましたが、まさしくそんな感じなのかなぁっと思います!



膝の痛みに対する昭和・平成の常識である

外側を持ち上げた中敷きは、人によっては身体を壊す原因となります。


適切な理由のある中敷きで対応しましょう!

ちなみに簡単な中敷きの改善方法もありますがそれはまた後日



こばでした!

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