小学生のうちの子は扁平足!?チェックでご来店
福岡県大野城市のコバ靴店です!
先日、
・お子さんの足が扁平足な気がする。
・甲周りにたまに痛みを訴える事があって心配
というお悩みでご来店されました。
まずはいつものように
・問診(運動の状況の確認等)
・身体計測
・足型測定
・靴のチェック
・骨盤のチェック
を行いました。
こちらが足型測定の結果
ちょっと足の湿気で指先に靄がかかってしまったのはご愛嬌。
診断には影響しないので 笑
はい、見るからにハイアーチですね!
ハイアーチとは土踏まずが標準以上に持ち上がっている状態で、
扁平足の真逆です。
次に後ろから撮影したのがこちら
アキレス腱に注目して頂くと分かりやすいのですが、湾曲が見えますね!
しかし、これは正常でした!
なぜなら こどもだから!
幼少の子どもは大人に比べると
・骨が多く
・筋肉や靭帯等がとても柔らかいです。
成長とともに紆余曲折を経て真っ直ぐな身体に成長していきます。
下の画像は成長曲線です。
一般型 という項目が骨格や筋肉、体重の増加などの平均線になります。
8歳の子だと成体の40%程しか出来上がっていないので多少の身体のブレは
正常な範囲ですね!
また、多少骨盤の左右差や高低差も見受けられましたがそれも許容範囲。
では、何が問題だったのでしょうか?
正解は靴です!
この子の足は甲周りが細い足でした。
しかし、履いてきた靴は幅広の靴で、しかもサイズも小さめ。。。。
なぜ小さいサイズを履いているのでしょうか?
それは、足の細さと靴の幅がそうさせてしまっています。
足が細く、靴が幅広いと適切なサイズでもブカブカに感じてしまいます。
横幅がブカブカに感じる状態を抑えるには
縦幅を小さくするしかありません。
また、上の成長曲線の 神経系型の線を見直して下さい。
8歳頃では約80%程度しか出来上がっていませんね!
もしかすると足の圧迫を感じることが出来ていない可能性があります。
問診で以前、足先にタコが出来ていたとお聞きしました。
靴の形と足の形があっていない弊害がタコとして現れた可能性が高いです!
では、結局どうするか。。。。
高周りの幅が狭い靴の買い替えをおすすめしました!
また、注意点として
・靴紐はゴムではなくしっかりと閉まる布にすること!
・靴の木型に詳しい店員さんと相談しながら買うこと
・ハイアーチだと重心位置が上がり足がブレやすくなるので靴の踵周りが
しっかりとした靴が好ましい事
・機能的な中敷きはまだ早いこと。
・成長期に入る時期の過度な運動は足を痛めやすい事(ハイアーチなのでぐねりやすい+接地面積が少なくなり足裏への圧力が増す)
・誰に向けているのか分からないネットの情報を鵜呑みにしない事。
(痛い目をみるのは子どもであり、生兵法は大怪我の元です)
をお伝えしました!
コバ靴店では子ども靴の取扱がないので情報のみを提供致しました。
最後に、歩き方を見て内股歩行のクセがやや見られたので簡単な
歩行調整も実施しました。
見るからに歩く足が上がり、お母様もお子さんも喜んで頂けたようです!
走るのが速くなってもっと運動が好きになってくれたら嬉しいなぁ~
っと思うコバ靴店でした!
Comments