大股がいいの?どんな歩き方がいいの?
福岡県大野城市のコバ靴店です!
今日は歩き方の話。
健康とダイエット効果を狙って最近は朝晩になると
ウォーキングに勤しむ方をよく見るようになりましたね!
簡単に出来て、必要な道具もそんなに無く、気持ちの良い
ウォーキングですが皆さんはどのようなフォームで歩かれますか?
よく、TV番組などで見るとこのように
・背筋を伸ばして
・肘を曲げて
・大股で歩きましょう!
なんて見ますが本当にそれが良いのでしょうか?
そして、それはどの年代の人にも良いのでしょうか?
考え方の違いの多いジャンルですので、様々な意見があります。
私個人の意見としては、
”微妙に前傾姿勢でやや小股で歩く”
というのが良いのかなぁと思います。
多くの方が大股で歩きましょう!
っと言われます。
大股で歩くと
スピードは出やすいのですが、その分姿勢が不安定になります。
これは重心と支持基底面の関係からも言えます。
地面と接する範囲を繋ぎ、囲んだものを支持基底面と呼びます。
重力下ではこの
・支持基底面が広く
・重心の位置が支持基底面の中心に近い程
◎その物は安定します。
逆に、重心が支持基底面の中心から離れれば離れるほど不安定となり、
重心がこの支持基底面よりも外の位置に出ると倒れます。
そう、大股で歩くと重心の位置は左右にも、前後にも大きく動きます。
逆に小股で歩くとその移動も小さくなります。
つまり、歩幅に比例して身体への負担も大きくなりやすい環境となります。
体力に自信のある人は、例え身体が不安定になっても自分の有り余る筋力で
バランス調整が出来るのですが、それが難しい高齢者のような身体の衰えのある人だとそのバランス調整が身体(膝や腰)への負担となり得ます。
これは、普段運動をしていなかった人が急にやりだした時にも言えそうですね!
ですので、私個人としては
身体に負担が出にくいようにやや小股で歩き、
重心の位置を支持基底面の中心に近い位置に置き続ける!
というのが身体に負担が少なく長く楽に歩けるコツなのかな!と思います。
それではスピードが出ない!
っと思われる方がいるかと思いますが、
それは【足でブレーキをかけすぎている】のと【慣性の力を活かしきれていない】
歩行だと思います。
踵をドン!っとつくと摩擦の関係から速度が落ちますよね!
これもゆりかご歩行のように足裏を柔軟に使えばスピードをそんなに落とさずに歩くことが出来ます。
また、歩くときにやや前傾姿勢となることで歩行によって発生する
前方への慣性の力を活かし、楽に歩くことが出来るようになります!
下の画像のように
足首、膝、股関節、(写っていませんが)肩、頭
を直線上に捉えることが出来ると前に自然と進む力を活かすことが出来ます。
これが出来ると
身体の筋力をあまり使わずに速く、楽に、自然に歩くことが出来るようになります!
これらを踏まえて、私は
【”微妙に前傾姿勢でやや小股で歩く”】のが
・身体に負担が少なく(怪我しにくく)
・楽に歩ける のでおすすめします!
まぁ、身体にあえて負荷をかけてトレーニング目的で行うような
考えもあるのでこういう考え方もある!程度でお考えください。
中敷きや靴の調整後に歩き方の指導でこんな事もお伝えしてます!
こばでした!
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