土踏まずを支える要
- こば
- 2019年1月26日
- 読了時間: 2分
福岡県大野城市のコバ靴店です!
昨日に引き続き土踏まずのお話。
今回はお客様からの問い合わせ等ではなく、
特に扁平足でお悩みの方に伝えたい内容です。
扁平足とは 落ち方に違いはあれど、足の内側のアーチ。
いわゆる土踏まずが低下した状態で、
これによって足の裏に痛みを感じる方が多くいらっしゃいます。
アーチ構造のものには基本的にキーストーン(和名だと要石)
が存在します。

読んで時のごとく構造のキーとなる大事な物で、
それがある事で
・構成する全てを定位置に固定し
・重さを支える事を可能にする
正しく要です!
レゴブロックで取ったら崩れてしまうピースのような
ものだと思って下さい。
このキーストーンは足のアーチにも存在します!
それにあたるのが 舟状骨

土踏まずを構成する内側縦アーチの最も高い位置にあり、
土踏まずをメインに持ち上げている筋肉の
・後脛骨筋
が唯一付着している骨です!

この舟状骨に後脛骨筋が付着し、働いてくれることで
土踏まずは持ち上がっているのです。
土踏まずを持ち上げたいのであればこの後脛骨筋を鍛えましょう!
また、次に大事なのが靭帯。
筋肉は骨を動かすもので
靭帯は骨を安定させるものです。
そして、舟状骨には7つの靭帯が付着しています。
①背側楔舟靭帯
②底側楔舟靭帯
③距舟靭帯
④背側立方舟靭帯
⑤底側立方舟靭帯
⑥底側踵舟靭帯
⑦脛舟靭帯
この中で土踏まずを支えるのに最も効果的で大切な靭帯が
⑥の底側踵舟靱帯

別名、スプリング靭帯と呼ばれるこれは
・弾性繊維を含み
・踵骨と舟状骨とを繋ぎ、安定させるもので
・位置的にも距骨を支えてくれるので
足の内側のアーチを保持し、支えるだけでなく、
踵周りの安定にも関与するとても大事な靭帯です!
ただ、靭帯は鍛えることが出来ないので
サポーターや靴下、テーピング等で補いましょう!
まとめ
・足を含むアーチにはキーストーンが存在し
それがある事でアーチは強くなり、安定する
・足のアーチ(内側)のキーストーンにあたるのは
舟状骨になり、それをメインに支えている
筋肉は 後脛骨筋
靭帯は 底側踵舟靱帯
ただし、筋肉は鍛えることが出来るが
靭帯は鍛えることが出来ないので
靭帯はサポーター等で補いましょう!
この要素を知っているだけで足のアーチに対する取り組みが
理解しやすくなると思います!
解剖学的にこれらが最も効率的に土踏まずに関与しているので
これらにアプローチを掛けない治療家さんがいたら注意が
必要かもしれませんね。
こばでした!
コバ靴店
福岡県大野城市中央2丁目1-13
Email: kobakutsu@yahoo.co.jp
Tel: 092-915-0820
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