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リウマチの足の痛み対策とサンダルと

こばです!


今日のお昼前頃、関西のお客様から電話でご報告をお受けしました!



外反母趾とリウマチ用で作ったサンダルが最高です!っと



わざわざご連絡をして頂けるなんてとても嬉しいですね。


しかし、今回は特に強い自信と根拠があったので

普段とはやや違う調整になりましたが喜んで頂けて一安心です。


というのも、リウマチは本当に辛い疾患だと多くのお客様からお伺いしております。 義肢装具士として病院で靴やインソールを製作していた時も


ちょっとでも歩くのが辛い・痛い というお声をよく耳にしておりました


最近では、大久保佳代子さんが黒柳徹子さんの番組「徹子の部屋」で語られていたので有名ですね ※smart flash様より引用



※リウマチの話になります。サンダルの話をお求めの方は次の※まで飛ばしてください※



リウマチは他の一般的な症状とは大きく異る点があります。


それは、外部的な要因で変形や変化が発生しないという点です



一般的な症状の代名詞である風邪や怪我は

外から体内に入ってきた風邪のウイルスをやっつける作用であったり

転んだ事で外部の硬いものと皮膚が接触して擦りむけたなど



原因が外にあるものが一般的です。

しかし、リウマチはそうではありません


簡単に言うと、カラダの中にある外から入ってきた悪いものを攻撃するシステムが誤作動を起こして、カラダの内側を攻撃してしまっているような状態です。


ですので、カラダの中から損傷が生まれます

これによる痛みや変形がリウマチの特徴として現れます


ちなみに、これを自己免疫性疾患といってリウマチはその代表格です

ただ、損傷を受けやすい好発部位や傾向はあるのですが、正直個人差があります。



今回のお客様は、以前も製作させて頂いた方で

リウマチだけでなく、足の変化や腰のお痛みなど様々なお悩みを抱えていらっしゃいます。



ここで大切なのが足の形がどう変わって、膝から上の荷重がどう来ているのか

という点です。


これが分かれば、最も痛い部位とそれらの関係が紐解けます



そして、足の動きも大切です。

歩いている時の動きの観察もそうですが、実際に手で動かしてどの程度の抵抗があるのかを見ます。それらを踏まえて、アーチを作りやすい形のインソールを作図します。


その作図は足の変化と柔らかさによって変わります

リウマチによる足の変化が手で押して戻る柔らかいものなら一般的な形でも良いのですが

戻らないほどガチッとしたお足の変化であれば、それに合わせないとちょっと怖いです。



ですので、よく、◯◯の症状用!!
みたいなインソールがありますが、個人差の大きいリウマチ用としての適用は難しそうな印象があります。

※ここからサンダルの話※


と、まぁ難しそうな話を述べましたが、

今までご提案していたサンダルとは異なるサンダルを今回は提案しました。

それがこちら




今までご提案していたのはこちら





今までのサンダルのほうが可愛いのでこちらを選ぶ方が多いと思います。

しかし、こと、足裏の痛みに関しては前者のサンダルのほうが遥かに楽です!


それは、ここ最近のブログでも取り上げていますがこのような形の違いがあるためです。




踵の高いサンダルはどうしても前重心になりやすく、

指のつけ根に圧が集中するので痛みがでやすく、タコができやすいです。



しかし、前者のような前後の高さが同じようなサンダルだと痛みもでにくいです。



また、靴底の形状的にも黒いサンダル(前者)は、靴底が丸くなっています。

その丸みによってお痛みの出やすい指のつけ根が浮きやすいので

「そもそも力がかかりにくい形状」をしています。

つまり、痛みやタコができにくいです。


イメージとしてはこんな感じ




これによって足に負担のかかりにくい

「ゆりかご歩き」が自然と出来てしまいます。





ただ、足の傾きや変形によって足のアーチ構造が変わっているので

インソールによってそれを補正してあげる必要はあります。


試し履きの段階でしたが、これと同程度足の傾きをとりました。

※参考画像です



なぜ傾きをとるのかというと、


足の傾き=足のアーチの崩れ


に直結しているからです。



足の傾きの補正なくして、適切な足のアーチの形成は非常に難しいし、

物理的に考えてかなり無理しないと厳しいです。



通常、足のアーチは下の画像のようになっています。

3つのアーチのバランスによってなりたっているのです




しかし、もし、足の傾きがあったらこのアーチはどうなると思いますか?


上記の足の画像のように足が内に傾いていたら

もちろん足のアーチ全てが内に傾きます



詳しく言うと

・土踏まずのアーチが潰れ

・指のつけ根の横アーチの内側が潰れます


また、

・外側のアーチがやや上がり

・指のつけ根の横アーチの外側がやや上がります


このアーチが歪な状態で一般的な形のインソールで

適切に足を支え、アーチの補正ができますか?

という話です。


今回のお客様は


① 足の傾きを整える

② サンダルの形状で足裏の痛みの保護

③ インソールでアーチの補正(痛みのでやすい関節にアプローチ+痛みのでにくい関節での支えと見極め)


によってご満足頂けました!


足の痛みって本当に辛いですよね。

オンラインでもお足の診断やご相談をお受けしておりますので

お気軽にご相談ください!


こばでした!


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