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メディカルウォークの新サンダルを徹底解剖!

福岡県大野城市のコバ靴店です!

昨日ブログでも書きましたが、アサヒシューズのメディカルウォークより

新作のサンダルがついに発売され、当店でも入荷致しました。


靴屋的に詳しく解説や説明をしている所はまだ無かったので

今回はより詳細にお伝えしたいのと、自分のメモ用としてまとめました。


率直な感想を云うと、今回もコンフォートシューズの王道 Finn comfortに

似せてきているけどオリジナル性も併せ持つ事で履きやすく、税抜き ¥15000というお求めやすい価格に出来ている企業努力が素晴らしい!という風に思いました。



では早速解説を今回検証したのは

【アサヒメディカルウォークSL ピンクメタリック】の23cmです!

カタログでいうとこれですね!

まずは中敷きの長さの確認。

23cm表記のサンダルに対して中の寸法は23.2cm

ただし、コバがほぼないのでこの中敷きがそのまま外寸となり捨て寸となります。

また、このように中敷きの縁から3mmの所がボコッとなっています!

これは固めのクッションが内側に敷いてあり、その境がこのような凹凸として確認出来ます。サンダルなので捨て寸を5mmと仮定したら足長と同じか1サイズ上がジャストフィットしそうです!

ですので、実際に履く時はこの凹凸に指先が乗らない程度を目安にすると丁度5mm程度捨て寸が得られそうです!


確認のために実際に足長22.7cmの私が靴下を履いて23cmのサンダルを履いてみました!

縁よりもやや手前に足を乗せることが出来ているので

このサンダルを選ぶ時は 足長と同じor 1サイズ上が良さそうです!


次に土踏まずの持ち上げ

パット見だと全然持ち上げはなさそうですがfinncomfortの2655 FESに近い程度の持ち上げはあります!中敷きの硬さが今までのメディカルウォークシリーズよりも優秀なので、これだけでもかなり履きやすく感じる事かと思います。


人によってはもう少し持ち上げの高さや位置を工夫してあげたら最高ですね!

次に私が最も素晴らしいと思ったカカト周り



しっかりとした硬さと中がやや広めなので、多少の動きも違和感なく支えることの出来る構造となっています!


これだけしっかりとしていれば扁平足の方や外反母趾の方にも勧めやすいです!

この硬さの理由は靴のかかとの芯材にあります!


この芯材は月形芯と呼ばれるのですが、ほとんどの月形芯の特徴として

熱したら再整形が出来る! という裏技的なものがあります。


しかし、これをやるとわずかながら月形芯が柔らかくなってしまいます。

ですので、元々柔らかいタイプの月形芯の靴の場合はやりたくても出来ない!

というケースがままあります。


でも、このサンダルのこれだけ硬い月形芯であればカカト周りの再整形をしても

踵を支える強度が十分に保てるのです!


足の踵が細くて靴がいつも抜けやすい人や

踵の倒れや傾きが大きい人


このような方にも加工調整によって対応しやすいので非常に優秀なサンダルだと言えます!



靴の価値はカカトにある!という言葉が靴業界には存在します。


このカカトが1万円台中盤で手に入るというのは私にとっては破格です。


最後にカカトの高さ

比べる相手はコンフォートシューズのサンダルのド定番!

今回のサンダルもインスパイアを受けたんだろうなぁ~

っと思ってしまう程 素晴らしい履き味のfinn comfort 2655 FES

この画像で見ると

2655 FES はカカトの高さが4cm

メディカルウォークのカカトの高さはおおよそ 3.5cmに見えますね!


しかし、Finn comfortの2655は中敷きが収まるように靴の中がくり抜いてあって、靴底の上縁の高さが中敷きのある高さになっていますが


メディカルウォークの場合は靴底の縁の上から5mmの中敷きが乗っかっているので

実際の高さはどちらも 4cmで、同じ高さになります。



まとめ

総じて完成度の高いサンダルだと言えます!

機能的にも価格的にもカカト周りの加工のし易さ的にもです!


ただ、修理が出来ないし中敷き調整がやや難しいです。

中敷きや革の調整をされていない靴屋さんではウオノメのような足裏の痛みが強い方には勧めるのが難しいのかなぁっと思います。また、メディカルウォーク特有の下腿の外旋を誘導する機構が合わない人もいるのでそこは要チェックです!


最後に色々と言いましたが、コバ靴店では様々な調整が可能ですので

当店に限って言えばほとんどの方におすすめできます!


今年の夏は福岡アサヒシューズのサンダルを!


こばでした!

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