コバ靴店はなぜ調整がメインなの?
こばです!
店舗を手放してから、特にそうなのですが コバ靴店では靴・インソールの加工調整が営業の主となっています。
ですので、
☆ 靴を作ってください
☆ インソールを作ってください
というお声を頂くのですが基本的に1から製作は致しません。
これには大きな理由がありまして、 今回はそのご紹介といいますか、
完璧に自己紹介なのですが、
そこをお伝えしたいと思います。
なぜ、靴の販売ではなく 靴・インソールの加工調整がメインなの?
これには大きな理由が3つあります。
1 既製品は足に合わない
2 でも、合わないのはちょっとだけ
3 とは言っても、1から作ると本当に高い
基本的に既製靴は足に合いません
のっけから多方面にけんかを売っているのですがよく考えてください。
基本的に人の足は左右非対称です。
・足にかかる負担の大きさ
・利き足の有無
・生まれつき
など様々な理由で足の形や長さは左右で異なります。
これによって、足やお身体のトラブルも左右差が生じているのが一般的です。
右の◯◯関節が痛い
左の◯◯は何だか疲れやすい
誰しも一度は経験があると思いますし現在進行系で
体験されている方が非常に多いように思います。
しかし、既製の靴は基本的に左右対称です。
左右違うのはそのようなコンセプトデザインか、失敗したものになります。
まぁ、単純に考えてこれらが合致するわけありませんよね?
合う時は奇跡的に足が左右対称か靴が左右非対称なデザインの時なのです。
ですので、その差を補う事で
足の負担が減り、楽に力を出しやすくなるのです。
しかし、その差は案外小さいので見落とされがちです。
合わないのはちょっとだけ
ちょっとだけ合っていない方が多いと聞くと
ちょっとだけならそんなに言わなくてもいいでしょ?
と思われるかもしれませんが、これが中々どうして厄介なのです。
例えば靴ズレ。
これは、靴と足の間に【ちょっとだけ】隙間がある事で起こります。
ぎゅうぎゅう詰めだと動かないし、ブカブカだとそもそも当たらない
ちょっとだけ合わない事が原因であの痛みを引き起こすのです。
また、趾のつけ根や骨の出っ張り方が左右で違う方も多くいらっしゃいます。
外反母趾の方に多いのですが、お人によっては片方だけ部分的にサイズを大きくしたい
時があります。
だからといって安直に片側だけ大きな靴を履くと 確実にブカブカして歩けたものではありません。
サイズを上げると履きにくくなるという事はその差は5mm以下という事です。
そう、ちょっとだけなのです。
その当たりやすい親趾のつけ根のちょっとだけなのですが
そこが合わない事で強く悩まれる方が多くいらっしゃるのです。
既製品は合わない、それなら靴を作ってしまえば解決!!!!!
easy!!ドイツの医学は世界1ィィィl!!!!
確かにその選択は正しいと思います。
しかし、一度調べていただくと分かるのですが
お悩みを解決するための靴を1から作ると高い
よく、オーダーメイドシューズ!
3万円~なんて見ますが、あれはパターンオーダーという形式が多く、あらかじめ用意されたデザインや素材から好みのものを組み合わせて製作するものです。
またこれは最も大事な事なのですが、靴を作る技術と足の悩みを解決する技術は別物です。
本当に悩まれたのであれば、足のお悩みを解決するオーダーメイドシューズである 【整形靴】のプロにお任せしましょう!
ただ、足のお悩みを解決する知識と靴を作る知識の元製作をするので
その分値段もしっかりとした傾向にあります。
おおよそ10万円以上はする所が多いです
※保険で作れたらもっと安い
ここで話を一旦元に戻します。
そもそも論になるのですが
ちょっとだけ合わないのなら ちょっとだけ補正したら十分ではありませんか?
というか、経験上十分でした。
例えばよく登場して頂くこのお客様
30分歩くのが限界だったという事でご来店頂きました。
その方に対して行ったのはインソールの加工調整と靴のちょっとした加工。
それによってこのような感想を頂きました。
※中敷きを作ってもらった。と書いてありますが行ったのは加工調整です。
また、同じように足でお悩みのお客様からこのような感想も頂きました。
少しでも快適になって頂けて非常に嬉しく思います!
ちょっとだけ合わないものを ちょっとだけ調整する。
少ない費用と時間でこれだけ効果が出るのであれば、
お持ちの靴とインソールをその人に合わせて【ちょっとだけ調整する】
それでいいのかなとわたしは思っております。
最近ではサスティナブルというなるべく資源を使わずに
自然環境の維持に役立てよう!
という考え方が台頭しております。
今あるものを上手に活用してより良い未来を足元から。
そんな思いでコバ靴店では
靴・インソールの加工調整を主に営業しております。
こばでした!
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